慶應義塾大学通信教育部シラバス

科目名
西洋美術史
担当教員名
細野 喜代
科目設置 文学部専門教育科目 授業形態 夏期スクーリング
科目種別・類 第1類 単位 2
キャンパス 日吉 共通開講学部 -
設置年度 2022 授業コード 52209
開講期間 II期 8/15~8/20 曜日・時間等 1~2限 9:00~12:45

授業科目の内容

【授業の概要】
本講義では、イタリアのルネサンス、マニエリスム、バロック、ロココ美術(1400年代~1700年代)を扱います。各時代を代表する傑作を取り上げ、様式の変遷を中心に概観します。西洋美術の理解に不可欠な図像学の知識も身につけます。作品が制作された各時代、各地域の歴史的、社会的、文化的背景についても解説します。加えてそれぞれの作品が有していた固有の意味内容や担っていた役割、機能も考察します。さまざまな技法についても説明します。絵画や彫刻を1つ1つ丹念に鑑賞しましょう。
【授業の目的】
・各時代、各芸術家の様式を把握できる。
・図像学の知識を身につけることができる。
・芸術作品が制作された歴史的、社会的、文化的背景を理解できる。
・作品の意味内容とその役割や機能を理解できる。
・技法についての知識を得ることができる。
・西洋美術作品に関して、適切な知識と鑑賞能力を習得することができる。

第1回講義内容
イントロダクション、イタリア・初期ルネサンス

第2回講義内容
イタリア・盛期ルネサンス①レオナルド・ダ・ヴィンチ

第3回講義内容
イタリア・盛期ルネサンス②ミケランジェロの彫刻

第4回講義内容
イタリア・盛期ルネサンス③ミケランジェロの絵画

第5回講義内容
イタリア・盛期ルネサンス④ラファエロ

第6回講義内容
北イタリアのルネサンス~コレッジョを中心に~

第7回講義内容
ヴェネツィア派~ティツィアーノを中心に~

第8回講義内容
マニエリスム美術

第9回講義内容
イタリア・初期バロック~カラヴァッジョ~

第10回講義内容
イタリア・盛期・後期バロック~ベルニーニ、ポッツォ~

第11回講義内容
イタリア・ロココ美術~ヴェネツィアの都市景観画を中心に~

第12回講義内容
試験・総括

その他の学習内容
  ・課題・レポート

成績評価方法

試験による評価

テキスト(教科書)※教科書は変更となる可能性がございます。

プリントを適宜配布する

参考文献

増補新装カラー版西洋美術史/高階秀爾監修 美術出版社 2002
新西洋美術史/千足伸行監修 西村書店 1999
新装版 西洋美術解読事典:絵画・彫刻における主題と象徴/ジェームズ・ホール 河出書房新社 2021
世界美術大全集 西洋編 全28巻/ 小学館 1992-2001

受講上の要望、または受講上の前提条件

参考文献や配布資料の情報を必要に応じて予習する。その日に学んだことや要点をノートや配布資料をもとに復習する。それぞれ90分程度かかることが想定される。