慶應義塾大学通信教育部シラバス

科目名
原価計算論
担当教員名
園田 智昭
科目設置 経済学部専門教育科目 授業形態 夏期スクーリング
科目種別・類 単位 2
キャンパス 日吉 共通開講学部 -
設置年度 2022 授業コード 62238
開講期間 II期 8/15~8/20 曜日・時間等 1~2限 9:00~12:45

授業科目の内容

本講義では、原価計算の基礎的な内容について学習します。原価計算は、製品を製造したりサービスを提供するときに発生したコストを計算し、計算された原価データに基づいて、原価の引き下げを行うなどの改善活動を実施します。原価計算は製造業だけではなくサービス業にも適用することができますし、管理会計で用いられる情報の多くは原価計算の手法を用いて作成されます。さらに、価格を決定するためには、製品1単位あたりの製造原価を知る必要もあります。このように、原価計算を理解することは、企業経営の理解にとって必須であると言えます。本講義では、単に製品原価の計算方法を学習するだけではなく、経営への原価情報の役立て方についても説明します。なお、本講義の担当者は公認会計士として資格登録をしていますので、過去の実務経験を講義に反映したいと考えています。

第1回講義内容
第1章 原価計算とは 第2章 原価の分類

第2回講義内容
第3章 工業簿記の特徴と勘定記入 第4章 工業簿記の体系

第3回講義内容
第5章 材料費の計算

第4回講義内容
第6章 労務費と経費の計算

第5回講義内容
第7章 製造間接費の配賦計算

第6回講義内容
第8章 個別原価計算

第7回講義内容
第9章 製造間接費の部門別計算

第8回講義内容
第10章 単純総合原価計算

第9回講義内容
第11章 工程別総合原価計算、組別総合原価計算 第12章 仕損品の計算

第10回講義内容
第13章 標準原価計算

第11回講義内容
第14章 直接原価計算

第12回講義内容
試験・総括

その他の学習内容
  ・授業内レポート

成績評価方法

第12回に実施する試験によって成績を評価します。
授業中に適宜実施する授業内レポートの提出回数が3分の2に満たない場合は評価をDとします。

テキスト(教科書)※教科書は変更となる可能性がございます。

プラクティカル原価計算/園田智昭 中央経済社 2021

受講上の要望、または受講上の前提条件

講義資料をアップロードした場合には、授業では資料は配付しません。
また、授業の配信、ビデオ資料のアップロードは行いません。授業に出席可能な学生だけが履修してください。
テキストの該当箇所を予習として事前に読み、その日に学んだことの復習としてテキストの問題を解いてください。

講師の実務経験※実務家としての経験があり、その知見が授業に反映されている場合に、「あり」と表示されます

あり