科目名 | |||
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国際法 | |||
担当教員名 | |||
藥袋 佳祐 | |||
科目設置 | 法学部専門教育科目 | 授業形態 | 夏期スクーリング |
科目種別・類 | 甲類・乙類 | 単位 | 2 |
キャンパス | 日吉 | 共通開講学部 | 経済学部でも開講する。 |
設置年度 | 2022 | 授業コード | 72243 |
開講期間 | I期 8/8~8/13 | 曜日・時間等 | 3~4限 13:45~17:30 |
本講義は、国際社会に存在する様々な問題に関して国際法的観点より分析及び考察を行い、多角的に議論することができる基礎能力の涵養を目的としている。
本講義の前半部では、国際法「総論」の学修として、分野横断的に適用される国際法規範について考察を行う。具体的には、様々な国際問題の法的解決を追求する際に共通して取り上げられる法源論や国家の基本的権利義務、国家責任等に関する重要な論点を中心に学んでいく。
本講義の後半部では、国際法「各論」の学修として、個別分野に適用される様々な国際法規範について考察を行う。具体的には、領海・排他的経済水域等の海洋空間、環境、人権、犯罪、紛争解決、武力紛争等に関する重要な論点を中心に学びつつ、具体的事例への当てはめを通じて実践的な法的思考を養う。
なお、講義中に取り上げるテーマについては、開講時の最新の国際情勢や受講生の関心に照らして適宜調整する場合がある。
第1回講義内容
国際法の特質と歴史
第2回講義内容
国際法の法源
第3回講義内容
国家を巡る諸論点(1):基本的権利義務等
第4回講義内容
国家を巡る諸論点(2):領域等
第5回講義内容
国家責任法
第6回講義内容
国際海洋法
第7回講義内容
国際環境法
第8回講義内容
国際人権法
第9回講義内容
国際刑事法
第10回講義内容
国際紛争処理法
第11回講義内容
安全保障法・武力紛争法
第12回講義内容
総括
その他の学習内容
・任意提出課題として各回まとめレポートを課す。
各回まとめレポートの評点および最終日の論述式試験の評点を合わせた総合評価による。
国際条約集 2022年版/植木俊哉・中谷和弘 編集代表 有斐閣 2022
プリントを適宜配布する
パワーポイントスライドのハンドアウトを配布する。
よくわかる国際法 第2版/大森正仁編著 ミネルヴァ書房 2014
基本国際法 第3版/杉原高嶺 有斐閣 2018
視聴覚教材等を積極的に活用し、初学者においても楽しく学修できる授業を実施する。これまで国際法に全く触れたことのない学生も臆せず受講して欲しい。
受講生においては、各回ごとに配布される資料に授業中に綿密にメモを取り、重要な語句や概念、論点を整理するなど十分な復習時間を設ける必要がある。また、日常的に国際社会に関する時事問題・ニュースについて主体的に調査し、理解した上で毎回の授業に臨む姿勢も求められる。