慶應義塾大学通信教育部シラバス

科目名
国際政治論
担当教員名
李 錫敏
科目設置 法学部専門教育科目 授業形態 夜間スクーリング
科目種別・類 甲類・乙類 単位 2
キャンパス 三田 共通開講学部 文学部、経済学部でも開講する。
設置年度 2022 授業コード 72230
開講期間 10月3日(月)~12月26日(月) 曜日・時間等 月曜日、18:20~20:05

授業科目の内容

この授業では、ジョセフ・S.ナイ・ジュニアとデイヴィッド・A.ウェルチの『国際紛争―理論と歴史』を輪読して国際紛争と協調に関する基礎知識を習得した上で、事例研究として核拡散問題をとり上げて国際政治に関する理解を深めていきます。
輪読は、毎回報告者と討論者を決め、まず報告者が作成したレジュメの口頭報告を行い、その後、討論者が章末の「学習上の論点」から選んだ論点に関して自分の意見をまとめて報告する方法で行います。(履修者数によって毎回担当する報告者と討論者の数を調整します)
2回の事例研究は講義形式で行いますが、とり扱った問題に関してディスカッションする時間を設けます。

第1回講義内容
イントロダクション

第2回講義内容
第1章 世界政治における紛争と協調には一貫した論理があるか?

第3回講義内容
第2章 紛争と協調を説明する―知の技法

第4回講義内容
第3章 ウェストファリアから第一次世界大戦まで

第5回講義内容
第4章 集団安全保障の挫折と第二次世界大戦

第6回講義内容
第5章 冷戦

第7回講義内容
第6章 冷戦後の紛争と協調

第8回講義内容
第7章 現在の引火点

第9回講義内容
第8章 グローバリゼーションと相互依存

第10回講義内容
第9章 情報革命と脱国家主体

第11回講義内容
核拡散問題に関する事例研究(1)―インド、パキスタン、リビア、イラク

第12回講義内容
核拡散問題に関する事例研究(2)―イラン、北朝鮮

その他の学習内容
  ・1.必ずテキストを読んでから授業に参加するようにしてください。 2.世界の核拡散問題に関連するニュースを常にチェックしてください。

成績評価方法

① 成績は、出席20% 報告30%、議論への参加10%、期末レポート40%で評価します。
② 期末レポートのテーマ及び締切に関しては授業の最終回にてアナウンスします。

テキスト(教科書)※教科書は変更となる可能性がございます。

『国際紛争―理論と歴史〔原書第10版〕』/ジョセフ・S.ナイ・ジュニア、デイヴィッド・A.ウェルチ(田中明彦、村田晃嗣訳) 有斐閣 2017

参考文献

テキストの巻末にある「さらに読み進む人のために」に掲載されている文献リストを参考にしてください。
その他にも授業で関連文献を適宜紹介します。

受講上の要望、または受講上の前提条件

初回の授業で毎回の報告者と担当者を決めますので、必ず出席してください。
授業開始までに指定したテキストの新版や改訂版が刊行された場合は、最新の版を使用します。