慶應義塾大学通信教育部シラバス

科目名
教職実践演習(中・高)
担当教員名
藤本 和久
科目設置 教職科目 授業形態 夏期スクーリング
科目種別・類 教職 単位 2
キャンパス 日吉 共通開講学部 -
設置年度 2022 授業コード 82208
開講期間 I期 8/8~8/13 曜日・時間等 1~2限 9:00~12:45

授業科目の内容

〔授業の到達目標及びテーマ〕
 「教職課程の総仕上げ」をテーマとして、大学に入学してから〈教員としての必要な知識・見識・実行力〉をどのように形成してきたかを振り返り、教員としての適性を自らが判断できる。教員をめざす他の学生との相互評価を通して、自己の課題を的確に把握し、それを克服する方途を具体的に考えることができる。
〔授業の概要〕
 〈教職ログブック〉のポートフォリオ機能及びコメント機能を活用し、本演習開始前に、これまでの教職課程における学びについて振り返りを行っておく。演習前半は、履修履歴の相互確認、教育実習の振り返りを通して、学生間の相互評価、自己評価を促し、学生は現時点における教員としての自己の力量(到達点)を的確に把握する。授業後半は、自己の課題の明確化と、その克服の具体的方途を探究することを目的に、講義と演習を複数のテーマについて行う。学生自身が教職課程における学びのすべてを統合し、また、その成果を表現すること(プレゼンテーション)で、「教職課程の総仕上げ」を行う。

第1回講義内容
これまでの教職課程学修履歴を振り返り、教員像についての見解を共有し討論する。(個別発表後、総括的討論)

第2回講義内容
具体的な教育実践資料を利用し、それをふまえて大学の理念とそこで養成される教員像についての講義・グループディスカッション

第3回講義内容
教科教育を中心にした教師の役割について具体的な教育実践資料を利用して検討する(各自の教育実習のリフレクションも踏まえたディスカッション)

第4回講義内容
学級経営(生活指導場面)を中心にした教師の役割について具体的な教育実践資料を利用して検討する(各自の教育実習のリフレクションも踏まえたディスカッション)

第5回講義内容
児童・生徒理解を中心にした教師の役割について具体的な教育実践資料を利用して検討する(各自の教育実習のリフレクションも踏まえたディスカッション)

第6回講義内容
教員をめぐる状況(教員の使命感・責任感)について具体的な資料や文献を利用してのディスカッション

第7回講義内容
新しい教育方法(ICTの活用等)に挑む教育実践資料をもとに検討する

第8回講義内容
生活指導に関わる事例研究

第9回講義内容
ゲスト・スピーカー(現職教員)による実践報告と質疑①

第10回講義内容
ゲスト・スピーカー(現職教員)による実践報告と質疑②

第11回講義内容
「教職課程の総仕上げ」として自己の到達点と課題についての発表(教育実践のとらえの変容に注目しつつ)

第12回講義内容
「教職課程の総仕上げ」として自己の到達点と課題についての発表(教育実践のとらえの変容に注目しつつ)および総括討議

その他の学習内容
  ・〈教職ログブック〉上にて毎回のリフレクションなどを記述し交流する。

成績評価方法

授業でのプレゼンテーション、グループワークへの参加、〈教職ログブック〉上に展開された振り返り、および提出されたこれまでの成果物も含めて総合的に評価を行う。

テキスト(教科書)※教科書は変更となる可能性がございます。

プリントを適宜配布する
具体的な教育実践資料等は〈教職ログブック〉にてアップロードしたり、演習中に紙媒体で配布したりする。

受講上の要望、または受講上の前提条件

スクーリング開始前に、〈教職ログブック〉において、具体的な資料のアップロードや進め方等の詳細について指示を行う。〈教職ログブック〉を定期的に確認しスクーリングに参加すること。