慶應義塾大学通信教育部シラバス

科目名
英語(リーディング)C
担当教員名
原田 範行
科目設置 総合教育科目 授業形態 秋期週末スクーリング
科目種別・類 外国語科目/英語 単位 1
キャンパス 三田 共通開講学部 -
設置年度 2022 授業コード 22225
開講期間 2022年10月15日~10月30日 曜日・時間等 第1週10/15・16、第2週10/22・23、第3週10/29・30、土曜日13:30~17:15、日曜日9:00~12:45

授業科目の内容

 本講義は、英語(リーディング)科目として、次の2点を目標とし、その目標を達成できるよう授業を進めます。
①平易でナチュラルな英文を素材として、英語の基本的な読解力を培うことを主眼とし、その英文読解力をライティングやスピーキング、リスニングにも応用して英語の総合力を確実に伸ばすための基盤を作ります。
②英文読解を通じて、大学におけるさまざまな分野での学びに接続するようなアカデミックな言語情報の処理能力とcritical thinkingにつながる生きた教養とテクスト読解力を養います。
 Aspects of British Culture: Academic Approachesという教科書を使用します。英文はいずれも本教科書のための書き下ろしで、題材は、イギリスを舞台としつつ、文化的事象(言語、視覚芸術、広告、ジェンダー論、カルチュラル・スタディーズ、スポーツなど)、政治的事象(ジャーナリズム、コモンウェルス、民主主義形成の歴史、経済に関する考え方など)、自然科学の発達と課題(ニュートンやダーウィン、科学と宗教など)にわたって多角的に展開しています。特に、いずれの章も、学部の卒業論文などにもつながる発展的な研究テーマを内包していますので、英文を通して確実に、自立した学問的能力を身につけることができるはずです。(なお、本講義では、さまざまな文化的・社会的事象に言及しますので、そうしたものへの強い学問的好奇心を大事にしてください。また担当者は、大学のみならず、高等学校や専門学校での英語教育経験を有しており、その実務経験を踏まえて指導いたします。)

第1回講義内容
英語リーディング養成と本講義のためのイントロダクション

第2回講義内容
教科書第1節(Diversity)のChapter 1とChapter 2の学習

第3回講義内容
教科書第1節(Diversity)のChapter 3とChapter 4の学習

第4回講義内容
教科書第2節(Communication)のChapter 5とChapter 6の学習

第5回講義内容
教科書第2節(Communication)のChapter 7とChapter 8の学習

第6回講義内容
教科書第1節および第2節について、重要事項、構文理解などのまとめ

第7回講義内容
教科書第3節(Institutions)のChapter 9とChapter 10の学習

第8回講義内容
教科書第3節(Institutions)のChapter 11の学習

第9回講義内容
教科書第4節(British Common Sense)のChapter 12 とChapter 13の学習

第10回講義内容
教科書第4節(British Common Sense)のChapter 14 と Chapter 15の学習

第11回講義内容
教科書第3節および第4節について、重要事項、構文理解などのまとめ

第12回講義内容
総括と今後の学習課題について

その他の学習内容
  ・課題・レポート

成績評価方法

学期末試験(50%)および平常の授業への取り組み(授業時の課題への取り組み、予習状況などについて、50%)を総合して成績評価します。

テキスト(教科書)※教科書は変更となる可能性がございます。

Aspects of British Culture: Academic Approaches(初版)/原田範行、Andrew Houwen、森田彰 金星堂 2022年

参考文献

プリントを適宜配布する
各章の参考文献や発展的語学書などについては、毎回授業時にお知らせします。

受講上の要望、または受講上の前提条件

英語リーディングの実力を確実に身につけたい、英語のリーディングを通じて、研究能力や文化的事象への考察能力の基盤を養いたい、という強い動機を持って臨んでいただきたいと思います。

講師の実務経験※実務家としての経験があり、その知見が授業に反映されている場合に、「あり」と表示されます

あり