科目名 | |||
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公共経済学 | |||
担当教員名 | |||
金子 憲/金子 光 | |||
科目設置 | 法学部専門教育科目 | 授業形態 | 夏期スクーリング |
科目種別・類 | 甲類・乙類 | 単位 | 2 |
キャンパス | 三田 | 共通開講学部 | 経済学部専門教育科目:公共経済学 |
設置年度 | 2022 | 授業コード | 62224 |
開講期間 | III期 8/22~8/27 | 曜日・時間等 | 3~4限 13:45~17:30 |
公共経済学は、国や地方公共団体などの公共部門が行う活動を、ミクロ経済学・マクロ経済学及び財政学の理論的枠組みを用いて分析する学問である。
この講義では、ミクロ経済学・マクロ経済学および財政学の理論を概説した上で、現在の日本が直面している様々な政策課題に焦点をあてながら、国や地方公共団体などの公共部門が果たす役割を、理論面・制度面・政策面から分析を行う。これらの学習を通して、公共経済学に関する理解を深めるとともに、政策論に必要な分析手法を重点的に修得することによって、今後の日本の政治・経済・財政全般に関する幅広い視野と政策形成に資する能力を身に付けることを目標とする。
第1回講義内容
「市場の失敗」と政府の役割(1)
公共財、サミュエルソン・ルール
第2回講義内容
「市場の失敗」と政府の役割(2)
外部性、ピグー税、コースの定理
第3回講義内容
「市場の失敗」と政府の役割(3)
公共部門による所得再分配政策
第4回講義内容
財政のマクロ経済分析(1)
ケインズ経済学、有効需要の原理
第5回講義内容
財政のマクロ経済分析(2)
政府支出の乗数効果、減税の乗数効果
第6回講義内容
公共選択論(1)
「市場の失敗」と「政府の失敗」
第7回講義内容
公共選択論(2)
ブキャナン&ワグナー『赤字の民主主義-ケインズが遺したもの』
第8回講義内容
ゲーム理論(1)
ナッシュ均衡、囚人のジレンマ、ゼロサム・ゲーム
第9回講義内容
ゲーム理論(2)
展開型ゲーム、コミットメント、時間的非整合性
第10回講義内容
情報の経済学(1)
「情報の非対称性」による市場の失敗
第11回講義内容
情報の経済学(2)
アカロフ「レモンの原理」、スペンス「シグナリング理論」
第12回講義内容
総括
その他の学習内容
・課題・レポート
講義中に実施する課題やレポートなどを基に総合的に評価する。
プリントを適宜配布する
特になし。ミクロ経済学、マクロ経済学、財政学の理論については、初学者も理解できるように解説する。