慶應義塾大学通信教育部シラバス

科目名
哲学史
担当教員名
内山 真莉子/小沢  隆之
科目設置 経済学部専門教育科目 授業形態 秋期週末スクーリング
科目種別・類 単位 2
キャンパス 三田 共通開講学部 文学部専門教育科目:哲学史
設置年度 2022 授業コード 52204
開講期間 2022年10月15日~10月30日 曜日・時間等 第1週10/15・16、第2週10/22・23、第3週10/29・30、土曜日13:30~17:15、日曜日9:00~12:45

授業科目の内容

〔授業テーマ〕
「古代・中世における認識論と言語論」
〔授業概要〕
本講義は、西洋哲学の主要なテーマである認識論と言語論について、古代から中世にかけての議論を中心に概観することを目的としています。我々はこの世界に関して、何を・どのような仕方で認識し、そしてどのようにして言葉にして表現しているのか、という問いは、古くから様々な思想家たちによって提示され、現代においてもなお活発に議論されています。本講義の前半(担当、小沢)では、古代末期の思想家であるアウグスティヌスの認識論・言語論を、その思想史的位置づけも含めて検討していきます。アウグスティヌスの議論に対する現代の哲学者(たとえば、ウィトゲンシュタイン)からの批判も紹介する予定です。また、後半(担当、内山)では、13世紀の神学者トマス・アクィナスの思想を中心に、西洋中世の認識論・言語論について確認します。その上で、現代の言語哲学との比較可能性について検討します。
古代・中世の哲学史や言語論に興味を持つ方を歓迎します。

第1回講義内容
(小沢)古代末期の認識論①

第2回講義内容
(小沢)古代末期の認識論②

第3回講義内容
(小沢)古代末期の言語論①

第4回講義内容
(小沢)古代末期の言語論②

第5回講義内容
(小沢)古代末期の言語論への現代的批判

第6回講義内容
(小沢)前半総括・試験

第7回講義内容
(内山)中世における認識論①

第8回講義内容
(内山)中世における認識論②

第9回講義内容
(内山)中世における言語論①

第10回講義内容
(内山)中世における言語論②

第11回講義内容
(内山 )中世と現代の言語論

第12回講義内容
(内山)後半総括・試験

その他の学習内容
  ・課題・レポート

成績評価方法

前半・後半それぞれの最終回に論述試験を課題・レポートとして行い、それにて評価します。

テキスト(教科書)※教科書は変更となる可能性がございます。

プリントを適宜配布する
小沢・内山ともに、授業中にハンドアウトを配布し、それを使用します。

参考文献

プリントを適宜配布する

受講上の要望、または受講上の前提条件

前半・後半それぞれの試験は論述形式になるので、日毎に配布資料を復習し(約30分)、疑問点があれば積極的に質問をする等、準備を怠らないようにしてください。