科目名 | |||
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西洋史概説Ⅰ | |||
科目設置 | 文学部専門教育科目 | 授業形態 | テキスト科目 |
科目種別・類 | 第2類 | 単位 | 2 |
キャンパス | - | 共通開講学部 | - |
設置年度 | 2023 | 授業コード | T0EA001302 |
この概説は、ローマ帝国期から16世紀中頃までのヨーロッパ史を対象とします。ローマ帝国やヨーロッパ中世は、私たちが思っている以上に、いくつもの面で現代社会に影響を与えています。公正金利、国民、サイエンス、そして皆さんが通っている大学などです。本科目が取り上げるのは、ローマ帝国、その瓦解後の模索、帝国、教皇、周辺の国々、キリスト教の浸透、中世の生活、国民の出現、宗教改革、近代の芽生えなどです。
この主題についてさらに理解を深めるために、テキストの他に、堀越宏一ほか編著『15のテーマで学ぶ中世ヨーロッパ史』(ミネルヴァ書房、2013年)および以下の参考文献も読んでください。
総合教育科目「歴史(西洋史)」を履修していることが好ましい。
「西洋史概説Ⅱ」「西洋史特殊Ⅱ」「西洋史特殊Ⅲ」
科目試験による。
服部良久編訳『紛争のなかのヨーロッパ中世』(京都大学学術出版会, 2006); アルド A. セッティア『戦場の中世史─中世ヨーロッパの戦争観』 白幡俊輔訳(八坂書房, 2019年); フランシス・ギース『中世ヨーロッパの騎士』 椎野淳訳(講談社学術文庫, 2017年); 佐藤猛『百年戦争-中世ヨーロッパ最後の戦い』(中央新書, 2020年); キャサリン・アレン・スミス『中世の戦争と修道院文化の形成』井本晌二+山下陽子訳(法政大学出版局, 2014年); 服部良久『中世のコミュニケーションと秩序: 紛争・平和・儀礼』(京都大学学術出版局, 2020年); 服部良久「中世ヨーロッパにおける紛争と紛争解決 : 儀礼・コミュニケーション・国制」『史学雑誌』 113 巻 3 号(2004 年)p.330-352: https://doi.org/10.24471/shigaku.113.3_330_1 など。
なお「中世」「中世史」の、これまでの論じられ方の問題についてはジョン H. アーノルド『中世史とは何か』図師宣忠・赤江雄一訳(岩波書店, 2022年)(特に第1章および第5章)を参照してください。