科目名 | |||
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心理学(行動・個性) | |||
担当教員名 | |||
新井 哲也/髙山 緑 | |||
科目設置 | 総合教育科目 | 授業形態 | 夏期スクーリング |
科目種別・類 | 3分野科目/自然科学分野 | 単位 | 2 |
キャンパス | 日吉 | 共通開講学部 | - |
設置年度 | 2023 | 授業コード | 12346 |
心理学は人間や動物の純粋な経験(現象)を整理し、その働き(機能)や意味を明らかにし、さらにその背景にあるメカニズム(機序)を探求する学問です。その究極の目的は、人間や動物の「こころ」(行動)の理解と予測であり、個々の豊かな生活(Quality of Life;QOL)を保障し、過ごしやすい社会を形成するための知見を科学的に究明していくことです。
私達人間を含め、生物にはそれぞれ個性があり、同じ状況下でも、それぞれが異なる行動をすることがあります。そして、それぞれがユニークでかけがえのない存在です。本講義では、それぞれの個性や行動がどのように形成され、発達・変容していくのかについて概観します。前半では、ヒトを含めた動物の行動の変容について解説します。後半では、ヒトの多様な個性について、情動、動機づけ、パーソナリティの側面を中心に解説します。
第1回講義内容
イントロダクション:心理学とは
第2回講義内容
学習1:レスポンデント条件づけ
第3回講義内容
学習2:オペラント条件づけ
第4回講義内容
学習3:条件づけの応用
第5回講義内容
意思決定場面における行動特性
第6回講義内容
前半のまとめ(行動領域の総括)
第7回講義内容
情動
第8回講義内容
情動と理性
第9回講義内容
動機づけ
第10回講義内容
パーソナリティ(1)
第11回講義内容
パーソナリティ(2)
第12回講義内容
後半のまとめ(個性領域の総括)
その他の学習内容
・課題・レポート
・毎回、リアクションペーパーを作成していただきます。
評価は平常点約4割、試験/レポート約6割の予定です。
前半(行動)と後半(個性)を担当する教員がそれぞれそれぞれ50点満点で採点し、その合計点で最終的な評点を定めます。
プリントを適宜配布する
スライド資料をオンラインで配布する予定です。
発達科学入門(3)/高橋惠子・湯川良三・安藤寿康・秋山弘子(編) 東京大学出版会 2012
行動の基礎―豊かな人間理解のために/小野浩一 培風館 2016
心理学が描くリスクの世界 第3版:行動的意思決定入門/広田すみれ・増田真也・坂上貴之 慶應義塾大学出版会 2018
配付資料や参考文献等の情報を必要に応じて予習してください。
毎回、リアクションペーパーを作成いただきます。
講義資料の配布やリアクションペーパーの提出にはオンラインのシステムを利用する予定です。
資料の印刷や課題の提出のために、キャンパスのITC設置のPC、プリンタ、ネットワークを利用される場合、ITCアカウントが必要になります。詳しくは日吉ITCのHPを確認してください。
講義で知り得た事例等の情報をSNS等に投稿しないようにしてください。