科目名 | |||
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近代日本文学 | |||
担当教員名 | |||
小平 麻衣子 | |||
科目設置 | 文学部専門教育科目 | 授業形態 | 夏期スクーリング |
科目種別・類 | 第3類 | 単位 | 2 |
キャンパス | 三田 | 共通開講学部 | - |
設置年度 | 2023 | 授業コード | 52340 |
近代日本文学、特に小説の分析法について、具体的な作品を読みながら学ぶ。近現代の小説は、言葉の意味がわからないということは少ないが、その分、何をすれば感想文とは異なる研究になるかのイメージがつかみにくいとも言える。本講義では、近代以降の研究方法の進展を概観しつつ、抽象的にみえる方法論を実際に作品に応用する具体例を示す。作家の人生や意図を考える以外にも着眼点があることを理解したい。「講義内容」に示した方法論の他に、教科書に従って、本文校異や同時代評の扱い、挿絵への注目などについても触れる。取り上げる作品は、田村俊子、芥川龍之介、太宰治などの短編を予定している。なお、細かい内容は、受講者の状況や授業の進度などに応じて変更する場合がある。
第1回講義内容
近代文学研究の進展(1)
第2回講義内容
近代文学研究の進展(2)
第3回講義内容
〈作者〉を考える
第4回講義内容
テクストを分析する
第5回講義内容
ナラトロジー(1)
第6回講義内容
ナラトロジー(2)
第7回講義内容
読書行為論
第8回講義内容
ポストコロニアリズム
第9回講義内容
ジェンダー研究(1)
第10回講義内容
ジェンダー研究(2)
第11回講義内容
文化研究
第12回講義内容
総括
その他の学習内容
・課題・レポート
最終レポートと平常点による総合評価
文学研究の扉をひらく 基礎と発展/石川巧・飯田祐子・小平麻衣子・金子明雄・日比嘉高 編 ひつじ書房 2023
授業中に指示する。
予習として、指示された小説作品を事前に読んでおくこと。復習として、その日に学んだことやポイントをノートやテキストをもとに整理しておくこと。