科目名 | |||
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イタリア文学特殊 | |||
担当教員名 | |||
藤谷 道夫 | |||
科目設置 | 文学部専門教育科目 | 授業形態 | 夏期スクーリング |
科目種別・類 | 第3類 | 単位 | 2 |
キャンパス | 日吉 | 共通開講学部 | - |
設置年度 | 2023 | 授業コード | 52357 |
昨年度に続き、ギリシャ神話(後編)を講じます。昨年度(前編)の続きなので、扱う内容は新しいものです。昨年度の受講者はもちろん、新たに今回から受講しても問題はありません。ギリシャ神話は西洋の文学・美術・思想に大きな影響を与えてきました。従って、西洋のことを学ぶ上で、必須の基本的教養です。今年度は前半をギリシャ神話、後半をヘブライ神話に当てます。ユダヤ教・キリスト教の基になる神話であり、現代人にとっても必須の知識です。加えて、キリスト教がどのようにキリスト神話を創作していったかを最後に扱います。後半はユダヤ教やキリスト教の本源的な知識を解説しますので、これまで受講者が抱いていたユダヤ教やキリスト教に対する認識は一変することでしょう。
なお、本講義に参考書はありません。すべて、私のこれまでの発見と研究のオリジナルです。まだ書籍化していませんから、授業でしか知ることができません。本講義を通して様々な切り口、アプローチをお見せしますので、神話の読み方、引いては、文学テキストの読み方を学んで、ご自身の研究の参考になさって下さい。
第1回講義内容
はじめに:友愛神話やレアンドロスとヘーローの悲恋など
第2回講義内容
男の身勝手な神話①(イアーソーンとヒュプシピュレー)
第3回講義内容
男の身勝手な神話②(イアーソーンとメーデイア)
第4回講義内容
洪水神話①(デウカリオーン)
第5回講義内容
洪水神話②(ノアとメソポタミア神話)
第6回講義内容
中世のギリシャ神話のキリスト教化
第7回講義内容
ヘブライ神話①(『創世記』)
第8回講義内容
ヘブライ神話②(『創世記』)
第9回講義内容
ヘブライ神話③(『創世記』)
第10回講義内容
キリスト神話の作り方①
第11回講義内容
キリスト神話の作り方②
第12回講義内容
キリスト神話の作り方③
その他の学習内容
・課題・レポート
出席およびレポートによる評価。
プリントを適宜配布する
プリントを毎回配布します。それが教科書となりますので、まとめて綴じて一冊の本のようにして下さい。
特にありません。神話を楽しむことができれば、それで十分です。これまで書籍化されていない知識を扱うため、受講者は何かを本やネットで参考にすることができません。このため、毎回授業に出席して下さい。