科目名 | |||
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フランス文学 | |||
担当教員名 | |||
岑村 傑 | |||
科目設置 | 文学部専門教育科目 | 授業形態 | 秋期週末スクーリング |
科目種別・類 | 第3類 | 単位 | 2 |
キャンパス | 三田 | 共通開講学部 | - |
設置年度 | 2023 | 授業コード | 52355 |
アルベール・カミュの小説『ペスト』(1947年)を分析します。ややもすれば読み飛ばしてしまう細部を、見逃さず丁寧に読み解いて、小説世界の構造を明らかにしていきます。コロナ禍を経験したいまだからこそ、『ペスト』はますます切実に、迫力をもって、わたしたちの思考と心を刺激し、揺さぶるでしょう。
テキストは邦訳を主としつつ、つねにフランス語原文も参照します。結果的には、原文で読むからこそわかること、翻訳ではこぼれおちてしまうことが、浮き彫りになるはずです。
第1回講義内容
ロビンソン・クルーソーと鼠(1)
第2回講義内容
ロビンソン・クルーソーと鼠(2)
第3回講義内容
無名と母(1)
第4回講義内容
無名と母(2)
第5回講義内容
鎧戸と犬(1)
第6回講義内容
鎧戸と犬(2)
第7回講義内容
死と涙(1)
第8回講義内容
死と涙(2)
第9回講義内容
言葉と帽子(1)
第10回講義内容
言葉と帽子(2)
第11回講義内容
Saint James Infirmary
第12回講義内容
試験/まとめ
その他の学習内容
・課題
平常点(出席、課題など)と授業内試験をもとに、総合的に評価します。
プリントを適宜配布する
プリントを適宜配布する
原文を参照しますから、フランス語についてすくなくとも初級程度の知識があることが望ましいでしょう。また、『ペスト』の邦訳は3種の文庫版(新潮/岩波/光文社古典新訳)で入手できます。いずれかで全体を一読して授業にのぞむようにしてください。