科目名 | |||
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政治学 | |||
担当教員名 | |||
河野 武司 | |||
科目設置 | 総合教育科目 | 授業形態 | 夜間スクーリング |
科目種別・類 | 3分野科目/社会科学分野 | 単位 | 2 |
キャンパス | 三田 | 共通開講学部 | - |
設置年度 | 2023 | 授業コード | 12323 |
戦後日本政治の展開を,選挙の結果や歴代内閣における主要な政策や出来事に焦点を当てて紹介していく予定です。その際、必要に応じて、政治に関する専門用語や理論を解説します。そのことを通して、受講者が少しでも日本政治の現実を理解し、自分なりに判断できる力を養いたいと考えています。
講義形式の授業ですが,適宜受講者からの質問・コメントをなるべく生かしながら進めたいと考えています。
授業の形態は,対面を基本としますが,オンラインも併用することがあります。
なお、状況は刻々と変化しており、それに応じて授業の内容や評価の方法、進め方なども変更になる場合もあることを予め承知しておいてください。
授業の進め方等に関する詳細(ZoomのミーティングIDなど)については、学生諸君が利用可能となり次第授業支援の「お知らせ」の機能,ないしはCanvasを用いて、改めてお知らせします。
第1回講義内容
イントロダクション
・政治とは何か、政治学とはどのような学問か
第2回講義内容
戦後日本政治の展開①
・大日本帝国憲法下での最後の第22回総選挙と日本国憲法下での最初の第23回総選挙
・保革連立政権(片山・芦田内閣)の成立と崩壊
第3回講義内容
様々な選挙制度①
・選挙制度の理論
第4回講義内容
様々な選挙制度②
・日本の選挙制度
第5回講義内容
戦後日本政治の展開②
・戦後日本の民主化と非軍事化
・国際社会への復帰
・55年体制の成立
第6回講義内容
日本の政党システム
・デュベルジェの法則
・政党システム論と自民党の一党優位体制(55年体制)
第7回講義内容
戦後日本政治の展開③
・解散権論争(69条解散と7条解散)
・苫米地事件
第8回講義内容
解散総選挙のタイミングに関する理論
・政治的景気循環と政治的波乗り
第9回講義内容
戦後日本政治の展開④
・60年代における多党化
・70年代における保革伯仲
・80年代における保守回帰
第10回講義内容
戦後日本政治の展開⑤
・リクルート事件と政治改革
・55年体制の終焉
第11回講義内容
現代日本政治における諸問題
・衆参選挙制度の点検
・国民代表、地域代表、職能代表
・一票の格差
・鉄の三角関係
第12回講義内容
総括
その他の学習内容
・課題・レポート
期末の筆記試験(80%)と授業期間中に1回程度提出していただく予定のレポート(10%)、ならびに授業中の私の問いかけに対する回答や学生諸君からの質問などの普段の授業に対する貢献など(10%)を総合して評価します。
授業に関連する資料を、必要に応じて配布することがあります。
戦後政治史 第4版/石川真澄・山口二郎 岩波新書 2021
各回の講義に合わせて提供された授業の資料のみならず、私の講義内容を要領よくまとめたノートを作成し、それを自分自身の教科書として下さい。