科目名 | |||
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統計学 | |||
担当教員名 | |||
坂口 洋英 | |||
科目設置 | 総合教育科目 | 授業形態 | 夜間スクーリング |
科目種別・類 | 3分野科目/自然科学分野 | 単位 | 2 |
キャンパス | 三田 | 共通開講学部 | - |
設置年度 | 2023 | 授業コード | 12341 |
味噌汁の味を知りたければ、鍋いっぱいの味噌汁を飲み干す必要はありません。お玉で味見をすれば十分です。社会や自然における事象についても、スケールが違えど同様のことが言えそうです。母集団全てを調べることなく、母集団から得られたサンプルを調査すれば、それらの事象を把握することが可能だというのは自然な発想です。例えば、国内の賃金のあり様について知りたければ、一定人数以上の労働者の賃金データがあれば、そこから様々な知見を得ることができそうです。
このような、母集団から得られたサンプルから、母集団の事象について分析することに関する学問分野が統計学です。統計学を用いた推計は、自然科学や社会科学では広く用いられており、これらの分野を学ぶ上で統計学は必須といえます。
本講義では、こうした統計学の基礎について学びます。具体的には、以下の三点について学びます。
1. 統計的記述(データの分布の特徴をどのように捉えるか)
2. 統計的推測(標本から母集団の特徴をどのように推定するか)
3. 統計的検定(理論的主張をどのように検定するか)
これらを学ぶことを通じ、統計的分析や知識の基礎を身につけます。また、実際の統計量の推定を経験するため、適宜PC演習を行います。
第1回講義内容
データの記述 I
第2回講義内容
データの記述 II
第3回講義内容
確率
第4回講義内容
確率変数と確率分布I
第5回講義内容
確率変数と確率分布II
第6回講義内容
正規分布
第7回講義内容
大数の法則と中心極限定理
第8回講義内容
母数の推定 I
第9回講義内容
母数の推定 II
第10回講義内容
仮説検定と区間推定
第11回講義内容
回帰分析
第12回講義内容
総括
その他の学習内容
・課題・レポート
・小テスト
レポートと授業内テスト等により成績を評価する。
プリントを適宜配布する
統計学/秋山裕 通信テキスト 2022
1. 微分積分、確率の初歩的知識を身に付けていること。
2. 毎回の講義にはルートの計算ができる電卓を持参すること(関数電卓も可)。