慶應義塾大学通信教育部シラバス

科目名
英語(リーディング)C
担当教員名
赤羽 俊昭
科目設置 総合教育科目 授業形態 夜間スクーリング
科目種別・類 外国語科目/英語 単位 1
キャンパス 三田 共通開講学部 -
設置年度 2023 授業コード 22317

授業科目の内容

この1年ほどの間に世に出た英文を音読し、和訳をしてもらいます。
映像や音声を伴う英文を読むこともあります。1回の授業で1つの英文を扱う予定です。

第1回講義内容
国際的な英語試験として知られるTOEICのReading Sectionでは、最初に30問からなる短い文章の穴埋め問題が出題されますが、その一部をこの授業で扱います。皆さんおなじみの文法および単語・熟語の小テストのようなものと考えてください。記号選択問題ですし、回収して採点することもありませんから、気楽に取り組んでもらえると思います。教材は教員がプリントにして当日配布します。辞書を使わなくても済むように注釈を付けておきますので、予習は不要です。

第2回講義内容
英語によるプレゼンテーションの読解に挑戦してもらいます。教材は米国に本拠地を置くTED (Technology, Entertainment, Designの略)という団体が、そのホームページを通して公開している映像と英文原稿を使います。この授業では、講演の長さが5分以内の短いものを扱います。プリントには、皆さんがその場でいきなり指名されても、辞書などを調べなくも済むように脚注をつけておきます。教員にその場で指名された出席者には、その場で一つの英文を読んでその場で和訳をしてもらいます。現時点では、【第5回】【第8回】でも同様の授業を行う予定ですが、扱う話題はそれぞれ別のものを用意します。 なお、授業の最後に、次回【第3回】のプリント教材を配布し、一人一段落を原則として、担当者を指名しておきます。

第3回講義内容
米国の新聞The New York Timesのオンライン版の記事を一つ取り上げて読んでいきます。前回指名されていた受講生は、担当箇所の音読と和訳を口頭で発表できるように準備しておいてください。担当者の発表を受けて、教員が解説をいたします。The New York Timesは、別の記事を【第6回】に読む予定です。

第4回講義内容
英国を拠点とする国際的な月刊誌Monocleの記事を読んでいきます。イギリス英語で書かれていますが、綴りの違いは脚注で指摘しておきますから、あまり気にならないと思います。やり方は前回の【第3回】と同じです。

第5回講義内容
TEDのプレゼンテーションを扱います。【第2回】とは別の講演です。

第6回講義内容
The New York Timesの記事を読みます。【第3回】とは別の記事です。

第7回講義内容
Monocleの記事を読みます。【第4回】とは別の記事です。

第8回講義内容
TEDのプレゼンテーションを扱います。【第5回】とは別の話題です。

第9回講義内容
ここから先の授業では、英国の週刊誌The Economistを読んでいきます。英文も内容もやや難しくなります。

第10回講義内容
前回と同じくThe Economistの記事を読みます。前回とは別の話題を扱います。

第11回講義内容
The Economistを読みます。これも新しい記事です。授業の冒頭で、【第12回】で実施する総括の出題範囲を確認します。

第12回講義内容
筆記問題による総括を行います。出題範囲は授業で扱った英文の中で、TEDを除いた記事のみとします。応用問題は出題しません。その後に、出題した問題の解説と、採点のポイントについてお話します。

その他の学習内容
  ・課題・レポート
  ・TOEICとTEDを除く英文記事の講読では、担当者に読んでもらう英文を授業中にすべて解説することができません。授業中に解説できなかった箇所を担当する可能性のある受講生は、あらかじめレポート用紙などに自分の訳を作っておき、授業終了時に提出してください。次回の授業に添削して返却します。

成績評価方法

成績は、【第12回】の授業で実施する総括の点数が90%。出席や授業態度などの評価を10%とします。成績評価はS,A,B,C,Dの5段階評価です。

テキスト(教科書)※教科書は変更となる可能性がございます。

プリントを適宜配布する
脚注付きのプリントを使用します。【第1回】【第2回】【第5回】【第8回】は当日に、それ以外のプリントは前の週の授業で配布します。
またTED以外の教材では、授業終了時または翌週に、教員による和訳プリントを配布します。

参考文献

TEDは、https://www.ted.com/を参照してください。インターネットで「TED」を検索すると、日本語によるTEDのページが出てきますが、これではありません。

受講上の要望、または受講上の前提条件

特にありません。