科目名 | |||
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刑事政策学 | |||
担当教員名 | |||
朴 珠熙 | |||
科目設置 | 法学部専門教育科目 | 授業形態 | 夜間スクーリング |
科目種別・類 | 甲類・乙類 | 単位 | 2 |
キャンパス | 三田 | 共通開講学部 | - |
設置年度 | 2023 | 授業コード | 72343 |
本講義の目標は、現在の日本の各種犯罪状況とそれに対する刑事政策の内容を正しく理解し、
それぞれの刑事政策について評価すべき点と課題について検討することです。
そのため、本講義では、刑事政策の目的と諸原則について解説し、刑罰論、犯罪者処遇論、被害者学に関する諸問題を取り上げます。
近年、大きな社会問題ともなっている犯罪(薬物犯罪、高齢者犯罪、少年非行等)の各論的問題についても取り上げます。
なお、外国(特に、韓国)の刑事政策の状況等を参照し、日本の刑事政策の今(現在)について、より理解を深めていきます。
第1回講義内容
刑事政策の目的と原則・死刑
第2回講義内容
自由刑・執行猶予
第3回講義内容
矯正処遇・仮釈放
第4回講義内容
財産刑
第5回講義内容
保護観察・更生緊急保護・更生保護施設
第6回講義内容
ダイバージョン(微罪処分・起訴猶予・執行猶予)
第7回講義内容
被害者学
第8回講義内容
犯罪被害者支援
第9回講義内容
高齢者犯罪対策
第10回講義内容
薬物犯罪対策
第11回講義内容
少年法と少年司法制度
第12回講義内容
試験・総括
その他の学習内容
・教科書の該当箇所を事前に読んでくること。
ペーパーテストによる。
守山正・安部哲夫編著『ビギナーズ刑事政策〔第3版〕』成文堂、2017年
または
守山正・安部哲夫編著『ビギナーズ刑事政策 第3版補訂版』成文堂、2023年
※新しい補訂版を購入しなければならないということはありません。ただ、刑法等が大幅に改正されており、同講義ではその改正内容も取り上げるため、新しい第3版補訂版を利用することをお勧めします。
※同講義では、講義資料を配布します。講義資料は後日指定する場所にアップロードしますので、ダウンロードして講義当日に必ず持参してください。
・法務総合研究所『令和元年版犯罪白書―平成の刑事政策』(2019年)[平成の刑事政策を総括する内容となっているので資料的価値が高い。]
・法務総合研究所『令和4年版犯罪白書―新型コロナウイルス感染症と刑事政策ー犯罪者・非行少年の生活意識と価値観ー』(2022年)
・国家公安委員会・警察庁『令和4年版犯罪被害者白書』(2022年)
・太田達也『刑の一部執行猶予―犯罪者の改善更生と再犯防止(改訂増補版)』(慶應義塾大学出版会、2018年)
・太田達也『仮釈放の理論―矯正・保護の連携と再犯防止』(慶應義塾大学出版会、2017年)
・朴元奎・太田達也編著『リーディングス刑事政策』(法律文化社、2016年)
・井田良・太田達也編著『いま死刑制度を考える』(慶應義塾大学出版会、2014年)
各日の学習する教科書の該当箇所を事前に読んでください(60分程度)。
講義当日は、配布資料を必ず持参してください。