慶應義塾大学通信教育部シラバス

科目名
会社法
担当教員名
堀井 拓也
科目設置 経済学部専門教育科目 授業形態 夏期スクーリング
科目種別・類 単位 2
キャンパス 三田 共通開講学部 法学部専門教育科目:会社法
設置年度 2023 授業コード 72303

授業科目の内容

 本講義は「会社法」を対象とします。株式会社に関する法的規律を中心にみていきます。基本的な仕組みを丁寧に説明するとともに、近時の問題についても解説・検討していきたいと思います。

第1回講義内容
イントロダクション 会社法の基本と株式会社の法的性質・意義を解説・検討する。

第2回講義内容
株式 株式の法的意義と株主の権利を解説・検討する。

第3回講義内容
機関概論 会社法の規律する「機関」の基本構造を解説・検討する。

第4回講義内容
株主総会(1) 株主総会に関する基本的な法的規律を解説・検討する。

第5回講義内容
株主総会(2) 株主総会に関する近時の問題を解説・検討する。

第6回講義内容
取締役・取締役会(1) 取締役(役員等)と会社の法律関係(義務・責任)を解説・検討する。

第7回講義内容
取締役・取締役会(2) 取締役(役員等)の責任追及に関する法的規律を確認し、重要な裁判例を解説・検討する。

第8回講義内容
ファイナンス(1) 募集株式、新株予約権、社債の発行手続と権限分配を解説・検討する。

第9回講義内容
ファイナンス(2) 有利発行や不公正発行(敵対的買収とその防衛策の問題を含む)など、解釈上の問題を解説・検討する。

第10回講義内容
組織再編・M&A 組織再編の手続を確認し(金商法の公開買付けを含む)、いくつかの解釈上の問題を解説・検討する。

第11回講義内容
近時の問題の検討 ここまでの講義で十分に取り上げることができなかった近時の問題を検討する。

第12回講義内容
総括(試験を含む)

その他の学習内容
  ・必要に応じて課題(条文を丁寧に読むことが目的)や読むべき裁判例を提示します(予習・復習はそれぞれ2時間程度を想定)。

成績評価方法

試験(100%)

テキスト(教科書)※教科書は変更となる可能性がございます。

プリントを適宜配布する

参考文献

定評のある会社法の概説書を参照できるように用意しておくことをお勧めします。

受講上の要望、または受講上の前提条件

学習用の六法などを持参し、講義中に会社法の条文を参照できるようにしてください。