科目名 | |||
---|---|---|---|
経済政策 | |||
担当教員名 | |||
藤田 康範/鄭 雨宗 | |||
科目設置 | 法学部専門教育科目 | 授業形態 | 夏期スクーリング |
科目種別・類 | 甲類・乙類 | 単位 | 2 |
キャンパス | 日吉 | 共通開講学部 | 経済学部専門教育科目:経済政策 |
設置年度 | 2023 | 授業コード | 62319 |
この講義では、日本経済や世界経済の現状について概観すると同時に、どのような経済政策が現在求められているのか等について考えます。
経済指標や経済記事に親しむことも目標の1つとします。この講義を機縁として、日本の経済政策やそのあり方について考えたり話し合ったりする機会をつくって欲しいと思います。
前半は藤田康範が担当し、マクロ経済政策について説明します。GDPの決まり方、財政再建の方法、構造改革の意義などを中心的テーマとしますが、詳しくは初回に説明します。
後半は鄭雨宗が担当し、国際政治経済学アプローチによる国際環境政策論について説明します。気候変動問題のような経済・エネルギー・環境をめぐる複雑系問題に対する政策評価・政策提言などを中心的テーマとします。
第1回講義内容
はじめに:日本経済の現状と課題を把握する
第2回講義内容
財政赤字の決定に関する理論を学ぶ
第3回講義内容
GDPの決定に関する理論を学ぶ
第4回講義内容
政府支出の効果に関する理論を学ぶ
第5回講義内容
景気を悪化させずに財政赤字を減らす方法を考える
第6回講義内容
これからの経済政策のあり方を考える
第7回講義内容
京都議定書の評価とポスト京都議論
第8回講義内容
京都メカニズムとしての排出権取引スキームの実態とその課題
第9回講義内容
EUのエネルギー授業構造と特徴
第10回講義内容
途上国の環境・エネルギー問題と持続可能な発展シナリオ
第11回講義内容
EU提案型戦略的貿易措置と京都議定書の補完性
第12回講義内容
地域創生と経済の相互関係:地域産業連関分析
その他の学習内容
・課題・レポート
出席およびレポートに基づいて総合的に評価します。
プリントを適宜配布する
テキストは使用しません。初日に講義プリントを配布します。
図解 世界一わかりやすい経済学の授業(第1~6回)/藤田康範 中経出版 2013
環境・エネルギー問題の政策評価(第7回~12回)/鄭雨宗 日本評論社 2020
できるだけ丁寧な説明を心掛けますので、特別な予備知識は必要ありませんが、経済学的考え方の習得を目指す方々、新しいことがらを驚きと喜びを持って受け入れる準備のある方々の履修を希望いたします。