科目名 | |||
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英語史 | |||
担当教員名 | |||
堀田 隆一 | |||
科目設置 | 文学部専門教育科目 | 授業形態 | 春期メディア授業 |
科目種別・類 | 第3類 | 単位 | 2 |
キャンパス | - | 共通開講学部 | - |
設置年度 | 2024 | 授業コード | M2422 |
現代英語をよりよく理解すべく、英語にまつわる素朴な疑問を取り上げながら、英語の歴史を概説する。英語という言語の特徴を理解するためには、それがたどってきた歴史を学ぶことが不可欠である。英語の起源はどこにあるのか、英語に見られる不規則性は何に由来するのか、英語は将来どうなってゆくのか、などの問題に歴史的・通時的な視点からアプローチすることで、多面的な英語観・言語観を形成することが、本授業の目標である。
本授業で明らかになる現代英語に関する疑問点を数例挙げておく。
・英語はラテン語、フランス語、ドイツ語などとどのような関係にあるのか
・なぜ SVO のように語順が固定しているのか
・なぜnameは「ナメ」ではなく「ネイム」と発音されるのか
・なぜアメリカ英語とイギリス英語は異なるのか
・なぜ英語は世界語となりえたのか
第1回講義内容
現代英語の特徴
第2回講義内容
外面史の流れ
第3回講義内容
印欧語族からゲルマン語派へ
第4回講義内容
古英語
第5回講義内容
古英語から中英語へ
第6回講義内容
中英語
第7回講義内容
フランス語の影響
第8回講義内容
近代英語
第9回講義内容
アメリカ英語
第10回講義内容
現代英語の言語変化
第11回講義内容
英語の未来
(1) 科目試験、(2) 授業の視聴状況、(3) レポート、(4) 小テストの 4 点により、総合的に評価する。
英語の「なぜ?」に答えるはじめての英語史/堀田隆一 研究社 2016
英語史で解きほぐす英語の誤解 --- 納得して英語を学ぶために/堀田隆一 中央大学出版部 2011
英語の歴史 --- 過去から未来への物語/寺澤盾 中央公論新社 2008
英語史という分野の扱う領域は広く、当然ながら講義だけでは完結しないので、指定テキストや参考テキストを事前・事後に熟読することを強く推奨する。また、担当者が発信している「hellog~英語史ブログ」 (http://user.keio.ac.jp/~rhotta/hellog/) および Voicy 「英語の語源が身につくラジオ (heldio)」 (https://voicy.jp/channel/1950) には課外にもアクセスしてもらう機会が多くなる予定である。
レポートを1回、小テストを1回実施する。K-LMS所定の画面にて、それぞれ4月下旬と5月中旬に課題内容と締切日をお知らせいたします。
2017年度夏期スクーリング