科目名 | |||
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歴史(西洋史) | |||
科目設置 | 総合教育科目 | 授業形態 | テキスト科目 |
科目種別・類 | 3分野科目/人文科学分野 | 単位 | 2 |
キャンパス | - | 共通開講学部 | - |
設置年度 | 2024 | 授業コード | T0AA000601 |
この科目は、高等学校「世界史」の西洋史部分と、大学で学ぶ学問的な西洋史との橋渡しをすることを目的としています。従ってテキストは、「世界史」よりは多少詳しく、かつ学問的にも多少高度に書かれています。また、レポートの課題図書は、テキストで学ぶのとは別の歴史の考え方を学べるように選択されています。入学後、他の専門的な科目を履修する前に、この科目で歴史の勉強の基礎を作ってください。なおテキストは、次のような構成になっています。
まえがき
第1編 古典時代
第2編 中世
第3編 近代
第4編 近代から現代へ
レポート課題に取り組む前に、テキストを一読して西洋史の全体的な枠組みを把握してください。続いて、レポートの課題図書を読みながら、同時に歴史の流れや事実をテキストで確認していくとよいでしょう。その際、自分なりにノートに整理して知識をまとめておくと、科目試験の勉強にも役立つはずです。科目試験に向けては、細かな事実を暗記するのではなく、歴史の流れとそれに対する歴史家による解釈をきちんと押さえて理解しておくようにしてください。
この科目は、入学後早い段階で履修されることを想定しています。だから、事前ではなく同時に、西洋の文学史、近代思想史、政治学、経済原論などを履修すれば、この科目の理解に役立ちますし、科目間の相乗効果も期待できます。
「西洋史概説I(古代・中世)」「西洋史概説Ⅱ(近代・現代)」「西洋史特殊Ⅰ─古代オリエント史─」「西洋史特殊Ⅱ─近世ヨーロッパの宗教・政治・社会─」「西洋史特殊Ⅲ─近代イギリス国家の成立(中世から近世へ)─」
科目試験による。
西洋史全般については、テキスト巻末の参考文献を参照してください。
各国史の概説書(など)としては、ミネルヴァ書房の『大学で学ぶ西洋史』『概説〇〇文化史』『近代〇〇史』(〇〇は国名)などのシリーズや、山川出版社の新版各国史シリーズ、世界歴史大系シリーズ、などの中から、各自が公共図書館などで利用可能なものを利用してください。
複数の参考文献を読んで考えるという勉強方法は、西洋史の勉強にとどまらず、卒論に至る今後の通信課程での学習全般に役立つでしょう。
課題図書および他の参考文献を参照した箇所には、必ず注を付けて典拠(著者、書名、出版社、出版年、該当頁)を示すこと。