慶應義塾大学通信教育部シラバス

科目名
フランス語第三部
科目設置 総合教育科目 授業形態 テキスト科目
科目種別・類 外国語科目/フランス語 単位 2
キャンパス - 共通開講学部 -
設置年度 2024 授業コード T0DC000403

講義要綱

本科目は講義科目ではないのでいわゆるシラバスはありません。学習の目的についてだけ述べておきます。
第一部と第二部で習得した文法知識を基に、生きたフランス語の読解力を高めるステップです。断片的な文法知識を総合的に駆使し、読解力向上の訓練をする素材としてレポート課題を設定してあります。難しいと思われるかもしれませんが、ここでの訓練は科目試験での得点に直結します。科目試験合否の目安は、どれだけ課題レポートで頑張ったかにかかっていると言ってもいいでしょう。フランス語に限らずどの言語でもそうですが、辞書を丹念に引くことは当然として、書かれている内容についての知識や旺盛な想像力がないと理解できないこともあるので、一般常識の獲得をはじめとして、日頃から全方位的な知性を磨いておくことも重要です。

テキストの読み方

第三部テキストに、日常、単独で行う訓練の素材として取り組んでください。常時第一部と第二部のテキストを手元に置き、参照するようにしてください。

履修上の注意

第三部テキストに基づいて学習すること。機会あるごとに基礎文法(第一部)を徹底的に復習すること。辞書を丹念に引くこと。日本語の表現力を磨くこと。

成績評価方法

科目試験による。

参考文献

外国語読解力の向上の決め手は、良い辞書との出会いです。次の辞書をお薦めしておきます。小学館『小学館ロベール仏和大辞典』、旺文社『ロワイヤル仏和中辞典』、三省堂『クラウン仏和辞典』、白水社『ディコ仏和辞典』、等々。なお、電子辞書が一般化して久しいですが、動詞の活用を確かめることはもとより、語彙の「全体を見渡す」ためにも、上記辞書も紙媒体版の方を1つ用意してください。電子辞書のスクロール不足による出鱈目なレポートが多いので注意すること。

レポート作成上の注意

まずは辞書を徹底的に引くこと。構文を正確に把握すること(特に主語と述語動詞をはっきりさせること)。いろいろな代名詞(人称代名詞・関係代名詞・指示代名詞・中性代名詞)が何を受けているかをはっきりさせること。動詞の時制に注意すること。訳文が出来上がっても自分で読み返してみて、日本語として意味が通らないうちは、正しく訳せていないということですので、提出してはなりません。