科目名 | |||
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西洋哲学史Ⅰ | |||
科目設置 | 文学部専門教育科目 | 授業形態 | テキスト科目 |
科目種別・類 | 第1類 | 単位 | 4 |
キャンパス | - | 共通開講学部 | - |
設置年度 | 2024 | 授業コード | T0EA001901 |
西洋哲学の流れをたどり、その源泉となった著作を 自ら精読することにより、哲学の問題と方法に触れることを目的とする。指定教科書の構成は以下の通りで ある。
序説 哲学史の意義とその研究方法
本論
第一部 古代哲学
第一 ギリシァ自然哲学時代
第二 ギリシァ人文啓蒙時代
第三 ギリシァ大系統出現の時代
第四 へレニズムの時代
第二部 中世哲学
第一 教父哲学
第二 スコラ哲学(抜粋)
参考文献
研究課題
あとがき
西洋哲学で用いられる用語の中には難解でとっつきにくいものが数多くありますが、その理由の一つは、翻訳語が多く使われているためであり、また、西洋人の考え方自体が日本人になじみがないためでもあります。難解な用語に出会ったら、哲学辞書を見たり、Webで検索するなどして、そのもとになっている西洋の言葉の意味に思いをはせるとよいでしょう。そして、言葉の意味がおよそ分かったら、内容について考えていきます。新聞や雑誌を読むのとは違い、一行一行、しっかりと議論の筋を追いましょう。難しいところは、一ページ読むのに一週間かかるかもしれません。急がば回れという教訓は哲学にもよく当てはまります。
古代から中世にかけての西洋哲学史の流れをつかむため、まず指定教科書に目を通してください。言葉や概念など、多少難しい箇所は気にせずに通読することを心がけてください。その後、課題図書を精読してください。課題図書はオリジナルの哲学書ですから難しいと思いますが、「テキストの読み方」を参考にして粘り強く取り組んでください。
西洋哲学史II
科目試験による。
内山勝利・中川純男編著『西洋哲学史[古代・中世 編] --- フィロソフィアの源流と伝統』ミネルヴァ 書房、1996年
内山勝利・中川純男ほか編『哲学の歴史』第1巻(古代I)、第2巻(古代II)、第3巻(中世)、中央公論新社、2007-2008年
レポートの書き方については、河野哲也『レポー ト・論文の書き方入門』第4版、慶應義塾大学出 版会、2018年が参考になります。
教科書や課題図書をそのまま引用するのではなく、 自分のことばで考えて書きましょう。また、Webなどで見つけた他人の文章を無断で引用することはルール違反なので、もし発覚した場合には厳しく罰せられます。
課題図書の内容に言及するときは、巻、章、節な ど引用箇所を明記すること。慣れてきたら、欄外に付してある数字や記号(1253a、325A 等)も使いましょう。
課題図書、教科書、参考書以外に参考にした本があるときは、レポートの末尾に「参考文献」 としてまとめ、文中で引用する場合には出典を明記しましょう。