慶應義塾大学通信教育部シラバス

科目名
心理学B
科目設置 文学部専門教育科目 授業形態 テキスト科目
科目種別・類 第1類 単位 2
キャンパス - 共通開講学部 -
設置年度 2024 授業コード T0EA008101

講義要綱

ここでは,感覚・知覚,学習,動機づけなどの行動の基礎過程に関わる心の側面と,性格や発達といった個体の心理の多様性(個性)の理解に関する側面とについて学習する。

テキスト

無藤隆・森敏昭・遠藤由美・玉瀬耕治 2018年 『心理学 新版』 (New Liberal Arts Selection) 有斐閣 ISBN-10: 4641053863
のうち,第3章「感覚と知覚」,第5章「学習」,第9章「動機づけ」,第10章「性格」,第11章「発達の基礎となるもの」,第12章 「認知と社会性の多面的な発達」を扱う。また,必須ではなく余裕があれば,第15章の「自己」についても学習をしておくと他の章との関連からより一層の理解に結びつくと考えられます。
なお,同テキストは,心理学A(担当 梅田聡教授)においても用いる。

テキストの読み方

心理学の理解を深めるためには,「知覚」や「学習」や「発達」といった特定の分野に限定した心理学を深めようとするのではなく,他の心理学の分野との対比や関連性を理解することが必要である。教科書に述べられていることは基礎知識でありながらも幅広く述べられています。心理学Aで学習する内容も含めて,何度も繰り返し読み,理解を広げ深める必要がある。心理学の辞典等で専門用語を引きながら,まとめ直し,自分なりの学習ノートを作成すると良いかと思います。






 

履修上の注意

テキストのそれぞれの章末に練習課題が示されている。ヒントも示されているので,考え,調べ,まとめ,自分の言葉でわかるようにして欲しい。

関連科目

「心理学A」

成績評価方法

科目試験による。

参考文献

・子安増生ら 監修  『有斐閣 現代心理学辞典』有斐閣,2021年
・箱田裕司ら 著『認知心理学』有斐閣,2010年
・J. E. メイザー著『メイザーの学習と行動(日本語版第3版)』二瓶社,2008年

レポート作成上の注意

1.参考文献の出典を明記すること。
2.他人の著作やウェブページ等の内容をコピーしないこと。
3.関連する具体的な研究論文を読み,理解を深めること。
4.Chat-GPT等のAIツールを用いたレポートの作成を行わないこと。AIツールで作成したレポートを見分けるツールを用いて判別し,該当すれば評価されないことに留意すること。