科目名 | |||
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西洋史概説Ⅰ | |||
科目設置 | 文学部専門教育科目 | 授業形態 | テキスト科目 |
科目種別・類 | 第2類 | 単位 | 2 |
キャンパス | - | 共通開講学部 | - |
設置年度 | 2024 | 授業コード | T0EA001302 |
この概説は、ローマ帝国期から16世紀中頃までのヨーロッパ史を対象とします。ローマ帝国やヨーロッパ中世は、私たちが思っている以上に、いくつもの面で現代社会に影響を与えています。公正金利、国民、サイエンス、そして皆さんが通っている大学などです。本科目が取り上げるのは、ローマ帝国、その瓦解後の模索、帝国、教皇、周辺の国々、キリスト教の浸透、中世の生活、国民の出現、宗教改革、近代の芽生えなどです。
この主題についてさらに理解を深めるために、テキストの他に、堀越宏一ほか編著『15のテーマで学ぶ中世ヨーロッパ史』(ミネルヴァ書房、2013年)および以下の参考文献も読んでください。
総合教育科目「歴史(西洋史)」を履修していることが好ましい。
「西洋史概説Ⅱ」「西洋史特殊Ⅱ」「西洋史特殊Ⅲ」
科目試験による。
B.シンメルペニッヒ『ローマ教皇庁の歴史—古代からルネサンスまで』甚野尚志・成川岳大・小林亜沙美訳、2017年。ジェフリー・バラクロウ『中世教皇史 改訂増補版』藤崎衛訳、八坂書房、2021年。藤崎衛『ローマ教皇は、なぜ特別な存在なのか—カノッサの屈辱』NHK出版、2023年。金澤周作監修『論点・西洋史学』ミネルヴァ書房、2020年(の該当項目、藤崎衛「教会改革」86-87など)。
教皇権を含め、中世の、様々なトピックが、これまでどのように論じられてきたかについてはジョン H. アーノルド『中世史とは何か』図師宣忠・赤江雄一訳(岩波書店, 2022年)も参照してください(巻末の「索引」を活用すること)