科目名 | |||
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国文学古典研究Ⅳ | |||
科目設置 | 文学部専門教育科目 | 授業形態 | テキスト科目 |
科目種別・類 | 第3類 | 単位 | 1 |
キャンパス | - | 共通開講学部 | - |
設置年度 | 2024 | 授業コード | T0EA008201 |
この科目では、日本文学で最も正統的なジャンルとみなされていた和歌について、基礎的な知識を習得してもらいます。かつ平安時代および八代集を中心とした、一般に「古典和歌」として知られる歌風がどのように形成されていったのか、歴史的な過程を理解することをも目的としています。
各時期ごとの歌風の特色が整理されていますので、それをよく理解した上で、実際に勅撰和歌集や重要歌人の家集を、そうした歌風を体現するものととらえて、熟読してください。代表的な歌合を判詞とともに読むのも効果的です。
参考文献は数多くありますが、それを丸写しするだけでは評価の対象となりません。実際に歌集を繙き、作品に接して、自身が共感したり反撥したりしながら、理解を深めるようにしてください。
国語国文学古典研究Ⅴ─中世和歌研究─
科目試験による。
平安時代の勅撰集、主な私撰集・私家集は新日本古典文学大系(岩波書店)・和歌文学大系(明治書院)などの叢書に収録されています。詳しくはテキストの「参考文献」を参照してください(平成27年1月増補)。
辞典類の記述を調査の入り口とすることは構いませんが、必ずその用例は、八代集などの歌集の原典に当たって収集し、注釈書を参照し、自分で分析するよう心がけてください。