科目名 |
書道 |
科目設置 |
文学部専門教育科目 |
授業形態 |
テキスト科目 |
科目種別・類 |
第3類 |
単位 |
2 |
キャンパス |
- |
共通開講学部 |
- |
設置年度 |
2024 |
授業コード |
T0EA007501
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講義要綱
わが国の書道の歴史は、6世紀の飛鳥時代から始まります。この時代から平安時代初期(書道史では「弘仁時代」)までは、中国の書の影響を濃厚に受けて発達を遂げてきました。しかし、平安時代前期(書道史では「藤原時代」)以降、江戸時代に至るまでの間は、その時々で中国の影響は部分的に受けつつも、日本人の国民性や好み、あるいは政治や文化のあり方などによって独自の発達と変遷を遂げていきました。教材(テキスト)では中国の名筆やわが国の名筆を多く取り上げていますから、熟読して、それぞれの書風の特徴などの理解を深めて下さい。
また、本科目ではこうした日本書道史とともに、名筆を忠実に真似て筆法を学ぶ「臨書」という実技も課しています。臨書作品を提出するにあたっては、十分な練習を繰り返して下さい。
履修上の注意
科目は「書道」ですが、歴史的・文学的興味がある程度ないと(できれば、基礎知識もあって欲しいところです)、深く理解することは難しいです。従って、履修にあたっては広く興味や関心を持って臨んで下さい。専門用語やわからない用語などに出くわした場合はそのままにせず、辞書類や参考書に当たって、きちんと調べるという習慣を身につけましょう。
成績評価方法
科目試験による。
参考文献
・春名好重『日本書道史』 淡交社
・春名好重『能書百話』 淡交社
・春名好重『古筆百話』 淡交社
・春名好重ほか『書道基本用語詞典』 中教出版
レポート作成上の注意
臨書作品を提出する際は、原則として、課題の4文字を半紙に大きく書いて下さい。この場合、漢字用の4号筆を用いるのが望ましいです。
レポートを作成する際は、教材(テキスト)以外の文献を必ず参考にして、自分なりによく理解・消化した上で、自らの言葉でまとめて下さい。