科目名 | |||
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フランス文学史Ⅱ | |||
科目設置 | 文学部専門教育科目 | 授業形態 | テキスト科目 |
科目種別・類 | 第3類 | 単位 | 4 |
キャンパス | - | 共通開講学部 | - |
設置年度 | 2024 | 授業コード | T0EA100001 |
19世紀から現代までのフランス文学の歴史を概観します。それぞれの時代における詩、小説、演劇、批評、思想の全体像を把握しながら、個々の作家や作品の位置づけについて考えていきます。文学作品が生み出された歴史的背景や各時代の文学的争点を知ることはもちろん大切なことです。しかし、そうした知識をただ吸収することがこの講義の目的ではありません。それを出発点として作品をより深く味わい読み解くことが大学でフランス文学を学ぶ意義だといえるでしょう。
第Ⅰ部は19世紀の、第Ⅱ部は20世紀から現代までの文学・思想を紹介しています。第Ⅰ部・第Ⅱ部のそれぞれで、詩、演劇、小説、批評、思想というジャンルごとに一章が設けられています。一度最初から最後まで読み通して、その上でジャンルごとにどのような変遷があったのか見直してみましょう。
基礎的なフランス語の知識を有することが望ましい。
「フランス文学概説」
科目試験による。
饗庭孝男(他編)『新版フランス文学史』白水社、1992年
横山安由美(他編)『はじめて学ぶフランス文学史』ミネルヴァ書房、2002年
岩根久(他編)『フランス文学小事典』朝日出版社、2007年
小倉孝誠(編)『十九世紀フランス文学を学ぶ人のために』世界思想社、2014年
石井洋二郎『フランス的思考』中公新書、2010年
1)対象とする作品を精読して、全体像を把握する。
2)レポートの課題にしたがって、作品の個々のテーマについて考察する。
3)参考文献を参照し、論点を絞り込む。
4)導入から結論に至る文章のアウトラインを考える。
5)作品の引用を効果的に織り込みながら、自分の考えを展開する。
6)引用文には出典と引用頁数を必ず明記する。