慶應義塾大学通信教育部シラバス

科目名
世界経済史
科目設置 経済学部専門教育科目 授業形態 テキスト科目
科目種別・類 単位 4
キャンパス - 共通開講学部 -
設置年度 2024 授業コード T0EB100201

講義要綱

本講義では、世界経済の変化を歴史的に概説しますが、講義の目標は過去を知ることで将来を見通す力を養うことです。さらに、世界を知ることで、日本の将来を考える手がかりを得ることも目標とします。受講者は、テキストの学習を中心としながら、それ以外にも視野を広げて関心のあるテーマについて参考文献などで学習して下さい。指定教科書の構成は次の通りである。
第Ⅰ部 通史編
第1章 東西文明の興隆
第2章 東西世界の対決と交流
第3章 東西世界の融合
第4章 資本主義の生成と「近代」社会の登場
第5章 資本主義による世界の再編成
第6章 資本主義世界経済体制の転回
第7章 第二次世界大戦後の経済社会の展開
第Ⅱ部 テーマ編
第8章 市場経済の拡張とその限界
第9章 信用システムの生成と展開
第10章 市場の発達とその応用
第11章 市場の失敗とその克服
第12章 近現代市場経済の諸問題と国家介入
第13章 福祉のコーディネーションと社会経済
第14章 経済史認識の展開と現代

テキスト

金井雄一・中西聡・福澤直樹編『世界経済の歴史〔第2版〕─グローバル経済史入門─』名古屋大学出版会、2020年

テキストの読み方

テキストは、時期別に章立てして全体的流れを概説した第Ⅰ部とその内容をテーマ別に深めた第Ⅱ部からなります。第Ⅰ部は、アジア地域と欧米地域を対比できるような構成になっており、地域間のバランスを考えて世界全体を見通せるように工夫していますので、その点に注意して読んで下さい。

履修上の注意

本科目では、原則としてテキストに基づいて試験問題を出題していますが、レポートなどでは、テキスト以外の参考文献も十分に活用して、受講者が関心をもったテーマについて深められるように指導しています。テキストはもちろんのこと、講義要綱に記載した参考文献を十分に読み込んだ上で、科目試験やレポート作成にのぞんで下さい。

関連科目

経済史、日本経済史

成績評価方法

科目試験による。

参考文献

山川出版社編集部編他『世界各国史[新版]』全28巻、山川出版社、1998~2009年のなかの関連する巻

レポート作成上の注意

レポートは、テキストとともに多くの参考文献を十分に利用することになっているので、テキストおよび多くの参考文献の利用箇所について、レポートの文章中に各箇所ごとに丁寧に注番号を付して、レポート末尾に、利用した参考文献の情報を、参照したページ数も含めて注番号順に明記して下さい。なお、レポート課題では、地域間の関連を踏まえつつ地域別に記述することになっていますので、参考文献として講義要綱に挙げた山川出版社の世界各国史シリーズのなかからレポート課題に対応する地域についてそれぞれ選んで参照して下さい(Webページは用いずに活字の参考文献を利用すること)。なお、参考文献はレポートの内容を深めるものですので、概説書や高校生用の参考書は相応しくありません。講義要綱に挙げた山川出版社の世界各国史シリーズは、地域別に記述するレポート課題に相応しい参考文献ですので、それらを利用するようにして下さい。ただし、テキストの内容や特定の参考文献の内容をそのまままとめるだけではいけません。テキストの内容と多くの参考文献の内容を組み合わせて自分なりのまとめ方で作成して下さい。そうすれば注記の数は多くなりますが、注記の数は多ければ多いほどよいです。