科目名 | |||
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新・国際貿易論 | |||
科目設置 | 経済学部専門教育科目 | 授業形態 | テキスト科目 |
科目種別・類 | 単位 | 4 | |
キャンパス | - | 共通開講学部 | - |
設置年度 | 2024 | 授業コード | T0EB001304 |
国と国との間の経済関係に関わる事象を考察する国際経済学のうち、本講義では、国際貿易の基礎的な理論を学ぶ。まず、貿易の利益、および、貿易パターンの決定を説明する一連の理論モデルを学ぶ。理論モデルを理解したうえで、政策上の問題へ理論を適用し、輸入関税をはじめとする貿易政策の動機と経済的影響を分析する。また、世界貿易機関(WTO)の役割をはじめ、貿易ルール、国際政策協調のあり方や、増加する地域貿易協定の影響も考察していく。本講義を通じて、現実の国際貿易をめぐる問題を検討する「道具」を習得してもらいたい。
P.R. クルーグマン/M. オブストフェルド/M.J. メリッツ著、山形浩生/守岡桜訳『クルーグマン国際経済学 理論と政策〔原書第10版〕上:貿易編』丸善出版、2017年(電子書籍版も2023年発売)
テキストは、第2章~第8章が理論編、第9章~第12章が政策編となっているので、順に読み進めていってもらいたい。科目試験は、テキストの内容に応じて出題していく。また、各章の冒頭には当該章の「学習目標」が明記されており、章末には「まとめ」もあるので、適宜、理解度の確認に活用して欲しい。
「経済原論」、もしくは、2018年度新設の「経済原論(ミクロ経済学)」および「経済原論(マクロ経済学)」を履修済みであること。
科目試験による。
リチャード・ボールドウィン著、遠藤真美訳『世界経済大いなる収斂:ITがもたらす新次元のグローバリゼーション』日本経済新聞出版社、2018年(電子書籍版もあり)
レポート作成にかかる前に、題意をよく理解し、参考書を丁寧に読みこなしてもらいたい。執筆にあたっては、論旨が明確に伝わるように全体の構想を立て、その中でひとつひとつの文章、段落を練り上げていくことが望ましい。参考文献を丸写しにせず、引用する場合は必ず注をつけること。