科目名 | |||
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親族法 | |||
科目設置 | 法学部専門教育科目 | 授業形態 | テキスト科目 |
科目種別・類 | 甲類・乙類 | 単位 | 1 |
キャンパス | - | 共通開講学部 | - |
設置年度 | 2024 | 授業コード | T0EC001703 |
民法第4編(親族編)を対象としています。法が家族に関してどのような規律を行っているのか、法の基本的考え方を踏まえて理解しましょう。まず、夫婦とは何か、婚姻の成立及び効果を学び、次に婚姻の解消=離婚の手続及び効果、さらに、婚姻外の関係についての法的保護について理解します。第2に、親子関係について、法的親子(実親子、養親子)関係の発生や、親権制度を中心とした法的親子関係の効果について理解します。最後に、それ以外の親族関係について生じる扶養や後見制度について学習します。
近年、特別養子制度の改正、生殖補助利用によって生まれた子の法的地位に関する立法、嫡出推定制度等を中心とする親子法の改正等、改正が相次いでいます。また、現在、親権に関する改正作業も進められています。関係するニュース等にも積極的に触れるようにして下さい。
高橋朋子=床谷文雄=棚村政行『民法7親族・相続〔第7版〕』(有斐閣、2023年)
テキストは、家族法の概要・ポイントがコンパクトに説明されておりますので、丁寧に読み進んでください。
さらに、学説の理解を深めるために、参考文献①を熟読することにより、テキストの概説の理解を補ってください。
また、最近の判例の動向は②を参照してください。
「民法総論」を履修済みであること。
「相続法」
科目試験による。
①青竹美佳ほか『新ハイブリッド民法5家族法〔第2版〕』(法律文化社、2024年)
②『民法判例百選Ⅲ〔第3版〕』(有斐閣、2023年刊行予定)
基礎知識をふまえて論点を整理すること。教科書・参考書の丸写しはしないこと。参考文献①は基本的な親族法の考え方を丁寧に解説したもので、学習を進める際の手掛かりにしてほしい。