慶應義塾大学通信教育部シラバス

科目名
英米法
科目設置 法学部専門教育科目 授業形態 テキスト科目
科目種別・類 甲類・乙類 単位 2
キャンパス - 共通開講学部 -
設置年度 2024 授業コード T0EC001901

講義要綱

この科目の学習目的は、大陸法とは対極にある法体系としての英米法、即ち、コモンロー体系について理解することにある。
 何故、大陸法系の法制度を持つ日本の法律を学ぶものが英米法を学ぶか。それは法の本質、法と民主主義、正義のあり方、裁判所の役割,人と法の関係、権利等につき、より深く正しく理解し、我が国の法及びそれをとりまく制度につき、批判的に理解するためである。
 それゆえ、この科目においてはコモンローの特徴である判例法主義、陪審制、また、連邦制及び、それを形成する基盤たるアメリカ合衆国憲法、マグナカルタ等が、歴史的にどのように出現し、現在、それがどのような制度として確立されているかを知り、理解すべく、学習研究を行わなければならない。

テキストの読み方

テキスト全体を熟読、通読し、まず英米法の考え方を理解してください。

履修上の注意

「法学(憲法を含む)」、「刑法各論」、「憲法」、「債権総論」、「債権各論」、「民法総論」、「商法」、訴訟法1つ(「民事訴訟法」か「刑事訴訟法」か)、「国際私法」、以上の科目を履修済みであることが望ましい。

成績評価方法

科目試験による。

参考文献

『英米法判例百選』(ジュリスト)有斐閣
『アメリカ法判例百選』(ジュリスト)有斐閣
伊藤正己・木下毅『アメリカ法入門〔第5版〕』BUL双書日本評論社、2012年
田中和夫『英米法概説[再訂版]』有斐閣、1981年
『英米法』(現代法学全集48)筑摩書房、1985年
樋口範雄『はじめてのアメリカ法 補訂版』有斐閣、2013年
その他英米法に関する履修者が興味を持てる書物。幅広く、英米法に関する本を読んでください。

レポート作成上の注意

・テキストをしっかり通読すること:異なる法体系について学ぶのだから、その法体系の特徴、性質をしっかり理解してからレポートに取り組む必要があります。
・何が問われているかをよく考えること:論点は何かをしっかり把握し、それに沿ったレポートの構成を考えて自分の言葉で議論をすすめる必要があります。参考書をつぎはぎにしたような表現はしないこと。
・文章作法を守ること。内容を整理するために、見出し、小見出し、段落、註の使用方法につき、留意すること。
・手書きで作成してください。言葉をしっかり選び、その語の持つ正しい意味を考えながら文章を書いてください。