科目名 | |||
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政治思想史 | |||
科目設置 | 法学部専門教育科目 | 授業形態 | テキスト科目 |
科目種別・類 | 甲類・乙類 | 単位 | 4 |
キャンパス | - | 共通開講学部 | - |
設置年度 | 2024 | 授業コード | T0EC100001 |
本講義では、「コスモス」・「運命」・「時間」・「法」などのカテゴリーを中心に西洋政治思想の特徴と歴史的展開を概観します。その際、ホメロス、悲劇詩人、トゥキュディデス、プラトン、アリストテレス、マキアヴェリ、ホッブス、ロック、ルソーらの古典的著作に注目し、それらにまつわる多様な解釈やアイロニカルな政治的作用にも着目します。指定教科書の構成は以下の通りです。
序 論
第1章 主題と方法
第2章 古代ギリシアの思想状況
第3章 プラトン
第4章 アリストテレス
第5章 ワープ!
第6章 マキアヴェリ
第7章 ホッブス
第8章 ロック
第9章 ルソー
第10章 その後
テキストの記述を鵜呑みにするのではなく、批判的に吟味してください。つまり、解釈の多様性を意識しつつ、どの解釈が妥当か、また別の解釈もありうるかを自分で考え、可能であればテキストの議論を踏まえた上で(いわばテキストと対話をする形で)持論を展開してください。その際、注はヒントとなるでしょう。ただ、注をすべて読む必要はありません。必要に応じて参照していただくということで構いません。
「ヨーロッパ中世政治思想」と「政治哲学」をあわせて履修されることをおすすめします。
「ヨーロッパ中世政治思想」、「政治哲学」、「法哲学」
科目試験による。
堤林剣・堤林恵『「オピニオン」の政治思想史』岩波新書、2021年
重要なのは基礎知識を押さえた上で批判的に思考することです。ですので、テキストの内容を素材としつつ、思考のプロセスを反映してください。