科目名 |
総合的な探究・学習論 |
科目設置 |
教職科目 |
授業形態 |
テキスト科目 |
科目種別・類 |
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単位 |
1 |
キャンパス |
- |
共通開講学部 |
- |
設置年度 |
2024 |
授業コード |
T0F0005801
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講義要綱
〔授業の到達目標及びテーマ〕
「総合的な学習の時間」の意義について考察を深めるとともに、教師として実践できる能力の基礎を身につける。
〔授業の概要〕
テキストの理解と関連する諸問題に対する考察について、レポートを課し、試験を行う。
〔授業計画〕
序章 総合的な学習の時間で育てる力
1章 新学習指導要領における改訂のポイント
1節 学習指導要領改訂の趣旨
2節 総合的な学習の時間の創設と改訂の経緯
3節 総合的な学習の時間の改訂のポイント
4節 総合的な学習の時間の改訂の具体像
5節 自校のカリキュラムの作成
6節 探究的な学習が行われる授業
7節 総合的な学習の時間が育成する国際標準の学力
2章 総合的な学習の時間をリニューアルする
3章 総合的な学習の時間の指導計画作成の工夫
1節 はじめに
2節 全体計画および年間指導計画の作成のポイント
3節 指導計画作成の実際
4章 総合的な学習の時間における学習の成立
1節 学習の質を高める教師の指導力
2節 体験活動から学びを創る
3節 学習を深める評価の工夫改善
5章 総合を支える校内組織の改善と校内研修の進め方
1節 小学校における校内組織の改善と校内研修の進め方
2節 中学校における校内組織の改善と校内研修の進め方
テキスト
朝倉淳・永田忠道(共編著)『総合的な学習の時間・総合的な探究の時間の新展開』2019年、学術図書出版社
テキストの読み方
テキストには小学校の事例の紹介も多く、中等教育に該当する記述ばかりではありません。しかし、校種の別にこだわらず、「総合的な学習」に関する本質を理解するように努めてください。また、現行の高等学校の学習指導要領(平成30年告示)においては、「総合的な探究の時間」へと名称が変更になっていますので、その点に留意してください。
履修上の注意
理念的に理解するだけではなく、常に具体的な教育実践をイメージするように心がけてください。
関連科目
学校カリキュラム論
成績評価方法
レポートの合格を前提として科目試験によって評価する。
参考文献
文部科学省『中学校学習指導要領解説(総合的な学習の時間編)』
文部科学省『高等学校学習指導要領解説(総合的な探究の時間編)』
朝倉淳・永田忠道(共編著)『総合的な学習の時間・総合的な探究の時間の新展開』学術図書出版
レポート作成上の注意
「総合的な学習」については、学習指導要領に「総合的な学習の時間」が位置づけられる以前から歴史的に多くの教育実践の取り組みがあります。したがって、下記の参考文献以外にも関連する文献についてなるべく多く参照してレポートを作成するようにしてください。例えば、「総合的な学習」の考え方については、『総合学習の理論』(高浦勝義編著、黎明書房)、『総合学習の理論・実践・評価』(高浦勝義著、黎明書房)などが挙げられます。