科目名 | |||
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青年の心理 | |||
科目設置 | 教職科目 | 授業形態 | テキスト科目 |
科目種別・類 | 単位 | 1 | |
キャンパス | - | 共通開講学部 | - |
設置年度 | 2024 | 授業コード | T0F0000605 |
青年期は身体的にも心理的にも大きな変化を体験する時期であり、その後の人生に向けて自己のあり方を模索する重要な時期である。本科目では、青年期という時期の課題、身体的・心理的発達、親子関係や友人関係の変化、心理の特徴などについて学び、教員として青年期にある中学生・高校生とどのように関わり、支援していくのかについて理解を深めることを目標とする。
テキスト(指定部分)の構成は次の通りである。
第1章 青年心理学の成り立ち
1.1 青年心理学とは
1.2 青年期という発達段階
1.3 青年期の歴史
第2章 青年期の特徴
2.1 青年期の身体的発達
2.2 青年期の感情・認知・思考の発達
第3章 自己とアイデンティティ
3.1 自己について
3.2 アイデンティティ
第4章 青年期の人間関係
4.1 集団と個人-友人関係の発達
4.2 家庭での人間関係
4.6 青年と現代社会
髙橋一公編『青年心理学』サイエンス社、2020年
(第1章1.1~1.3.3(p.1-25)、第2章(p.33-53)、第3章(p.55-75)、第4章4.1.2~4.2、4.6(p.84-99、p.133-144))
テキストのうち、第1章1.1~1.3.3(p.1-25)、第2章(p.33-53)、第3章(p.55-75)、第4章4.1.2~4.2、4.6(p.84-99、p.133-144)を精読し、自分自身の体験も振り返りながら、青年期にはどのような発達や変化が生じ、どのようなことが課題となる時期であるかについて理解を深めること。
青年の心理について、テキストや参考文献から学ぶとともに、自分自身の体験も振り返りながら理解を深めてほしい。また、青年期に起こりうるさまざまな問題(不登校、いじめ、非行など)の背景にある青年の心理や、現代の青年の心理と社会状況との関連などについても関心をもって考え、教員になったときに生徒とどのように関わっていくかについて考えてみてほしい。
レポートの合格を前提として科目試験によって評価する。
落合良行・伊藤裕子・齊藤誠一著『青年の心理学 改訂版』有斐閣、2002年
伊藤美奈子編『思春期・青年期臨床心理学』朝倉書店、2006年
大野久編『エピソードでつかむ青年心理学』ミネルヴァ書房、2010年
テキストや文献等を参考にしながら、レポートのテーマに対して自分なりの考えをまとめて述べること。テキストや文献等から引用する場合は、引用していることがわかるように記述し、文献名等を明示すること。