慶應義塾大学通信教育部シラバス

科目名
社会科・公民科教育法Ⅰ
科目設置 教職科目 授業形態 テキスト科目
科目種別・類 単位 2
キャンパス - 共通開講学部 -
設置年度 2024 授業コード T0F0005101

講義要綱

〔授業の到達目標及びテーマ〕
 中学校社会科、高等学校公民科の目標および内容を理解する。
〔授業の概要〕
 中等社会科・公民科の変遷とその理論・実践研究を基礎としながら、生徒の実態をふまえた上でいかなる授業を構想することが可能か。背景となる学問領域と関連させながら教科書分析を初めとする教材研究を深め、講義や討論、班活動、発表、機器の使用などの授業形態を選択し、生徒の多様な学習のあり方を事実として認め、「評価」することが本講義の目標である。
〔授業計画〕
指定テキストの構成は以下のとおりである。
 第Ⅰ章 公民的資質の〈過去〉
  第1節 社会科の目標としての「公民的資質」
  第2節 学習指導要領の変遷にみる「公民的資質」
 第Ⅱ章 公民的資質の〈現在〉
  第1節 小学校社会科における法的リテラシーの育成を目指す授業の構想
  第2節 未来を創る子どもたちと社会科授業
  第3節 くらしの中にある問題を発見し、よりよいくらしを求めて考え合う
  第4節 暫定的ながらも創造的な市民としての基礎
  第5節 地域をともにつくる学びによる公民的資質の追求
  第6節 社会的レリバンスを高める地理授業をデザインする
  第7節 多文化社会を形成する市民の育成
  第8節 民主主義社会の主体的な担い手を育てる
  第9節 学習者の多様性をふまえた市民性教育の実現
  第10節 社会科における社会参加を踏まえた公民的資質の育成
  第11節 東アジアに生きる市民の育成
  第12節 「社会」とつながるための公民的資質の育成
 第Ⅲ章 公民的資質の〈未来〉
  第1節 社会科教育改革と公民的資質
  第2節 社会科の未来と公民的資質の役割

テキスト

唐木清志編著『「公民的資質」とは何か─社会科の過去・現在・未来を探る─』東洋館出版社、2016年

テキストの読み方

内容を批判的に検討すること。「正解」を探し出し、要約することが学習ではない。

履修上の注意

テキストだけで学習は成立しない。テキスト脚注および下記の参考文献にも目を通すこと。学びを導こうとするならば、まずは自らの学びを省察しなければならない。

関連科目

履修者自身が関連すると考えるすべての科目。

成績評価方法

レポートの合格を前提として科目試験によって評価する。

参考文献

・内田義彦『読書と社会科学』岩波書店、1985年
・臼井嘉一・柴田義松編著『〔新版〕社会・地歴・公民科教育法』学文社、2009年
・中学校社会科「公民的分野」の教科書(各地の「教科書取次店」で入手可能。)
・文部科学省『中学校学習指導要領』『高等学校学習指導要領』
(学習指導要領およびその解説は文部科学省のホームページからダウンロード可能。)

レポート作成上の注意

個別具体的な子どもを議論の出発点とすること。履修者の経験則のみに基づいた、粗雑な一般論は認められない。