科目名 | |||
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文学C | |||
担当教員名 | |||
宮林 寛 | |||
科目設置 | 総合教育科目 | 授業形態 | 秋期週末スクーリング |
科目種別・類 | 3分野科目/人文科学分野 | 単位 | 2 |
キャンパス | 三田 | 共通開講学部 | - |
設置年度 | 2024 | 授業コード | 12415 |
ベルギーはオランダ語、フランス語、ドイツ語の3言語が公用語として認められた多言語国家です。いわゆる「国語」が存在せず、文化的には隣国フランスの影響下に置かれながら、それでも独自の国民文学を創ろうとした19世紀から、文化的アイデンティティの喪失を経て、フランス語圏文学の一亜種として自己規定をおこなうにいたったベルギー仏語表現文学の歴史を概観しながら、重要作品を紹介していきます。
なお、担当者は本塾大学名誉教授。内外の主要日刊紙で通訳を務めた経験をもとに、フランス語圏諸国の出版事情も紹介します。
第1回講義内容
概説と文献紹介
第2回講義内容
フランス語圏の「北」と「南」
第3回講義内容
文学史的記述
第4回講義内容
ベルギー仏語文学は2度生まれる
第5回講義内容
象徴派の詩人たち
第6回講義内容
戦間期の文学1
第7回講義内容
戦間期の文学2
第8回講義内容
戦後文学1
第9回講義内容
戦後文学2
第10回講義内容
現代文学1
第11回講義内容
現代文学2
第12回講義内容
総括
その他の学習内容
・課題・レポート
出席状況とレポートによる総合評価
プリントを適宜配布する
初回の授業で文献一覧を配布する
ベルギー仏語文学は象徴派、推理小説、幻想文学を除いて邦訳がほとんどありません。ごく稀にフランス語原典資料を使うこともありますが、必ず和訳を添え、丁寧に解説しますので、フランス語の学習歴がなくても履修は可能です。
あり