科目名 | |||
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社会心理学 | |||
担当教員名 | |||
高橋 直 | |||
科目設置 | 総合教育科目 | 授業形態 | 夏期スクーリング |
科目種別・類 | 3分野科目/社会科学分野 | 単位 | 2 |
キャンパス | 日吉 | 共通開講学部 | - |
設置年度 | 2024 | 授業コード | 12428 |
人間関係が形成されている仕組みとはどのようなものでしょうか。この授業では社会心理学的な知見にもとづき、私たちが何気なく経験している人間関係を、個人レベル・小集団レベル・社会レベルの3段階の「社会と個人の関わり」を通して理解することを目的としています。具体的には、社会行動の基礎としての人間関係の特徴を「社会行動の動機」「他者の理解」「他者の影響」「他者に示す自己」の学習を通して学んだ上で、「説得」「態度変容」といった相互作用の観点を理解することを目指します。
第1回講義内容
社会心理学とは1(社会心理学の研究方法の概要と倫理)
第2回講義内容
社会心理学とは2(社会心理学の研究方法ー賢馬ハンスー)
社会行動の動機1(欲求と認知)
第3回講義内容
社会行動の動機2(合理化と防衛機制・帰属理論)
第4回講義内容
社会的行動の動機3(認知的不協和の理論)
第5回講義内容
社会的行動の動機4(認知的不協和の理論の実際)
他者の理解1(暗黙裡の人間観)
第6回講義内容
他者の理解2(暗黙裡の人間観)
第7回講義内容
他者の理解2(ステレオタイプ的認知・偏見のプロセスー予言の自己成就ー)
第8回講義内容
他者の理解3(ピグマリオン効果・選択的情報処理)
第9回講義内容
他者の影響(社会的促進・社会的手抜き・集団極性化)
第10回講義内容
他者に示す自己(自己開示・自己開示の返報性)
第11回講義内容
説得と態度変容1(効果的な説得法)
第12回講義内容
説得と態度変容2(説得による態度変容のメカニズム)
総括
その他の学習内容
・課題・レポート
各回の出席状況・小課題と最終課題による。
新・くらしの社会心理学/小川一夫 福村出版 1995
プリントを適宜配布する
本授業では、課題に関して考え記述し学生さん同士で話し合うというプロセスを取り入れます。授業内容と日常生活を関連付けて考え記述することや、その内容を座席近くの学生同士で話し合うことに積極的に取り組んで下さる学生のみなさんの参加を期待しています。予定の内容は,おおよその目安です。状況により内容を調整することがあります。