科目名 | |||
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英語(ライティング)6 | |||
担当教員名 | |||
八木橋 宏勇 | |||
科目設置 | 総合教育科目 | 授業形態 | 夏期スクーリング |
科目種別・類 | 外国語科目/英語 | 単位 | 1 |
キャンパス | 日吉 | 共通開講学部 | - |
設置年度 | 2024 | 授業コード | 22409 |
本授業では、センテンスレベルを中心に、英語らしい英語で文章を書く演習を行います。いわゆるDictionary Plus Grammar Book Model(語彙と文法を組み合わせれば英文が完成するという単純な考え方)を実践するのではなく、語彙・文法・構文に関する知識を、スキルにまで昇華させられるよう、Mental Corpus(言語経験の有機的蓄積)理論に基づいた演習をします。毎回、モデルとなる複数の英文を適切にインプットしたうえで、それをアウトプットに活かすトレーニングをしていきます。
第1回講義内容
Dictionary Plus Grammar Book ModelとMental Corpus
第2回講義内容
ことばに表れる人のこころ (Introductory unit)
第3回講義内容
時の感じ方/「た」のいろいろ(時制と相の交差点)
第4回講義内容
Stone は投げられるか?(可算名詞と不可算名詞)
第5回講義内容
聞き手の心を察する力(冠詞)
第6回講義内容
動詞を変える(準動詞の世界)
第7回講義内容
コトとコトとの組み合わせ(関係詞)
第8回講義内容
もしもの世界(仮定法)
第9回講義内容
文のバリエーション(基本構文を使う)
第10回講義内容
ウサギ? アヒル?(あいまいな前置詞の世界)
第11回講義内容
実例から学ぼう(英語らしさの探究)
第12回講義内容
英語の発想に近づく(「らしさ」を生み出す表現)
その他の学習内容
・課題・レポート
最終的に提出いただくレポートを中心に評価します。詳細は、初回の授業でお伝えいたします。
Thinking for Writing-英語的発想を学ぶための英作文と英文法-/町田章 音羽書房鶴見書店 2019
授業内で適宜紹介する。
・基本的な文法や語彙を丸暗記の対象と見るのではなく「その使われ方を知ることで、自身を英語表現になじませていく」というスタンスで授業を行います。練りに練られた興味深い問いかけをたくさんしてくれるテキストをもとに、多くの実例を見ながら「これはどういうニュアンスだろうか」「どう表現したらピシッと締まった英語になるだろうか」など(受講者同士で)検討を重ねながら展開される授業スタイルを苦に思わない方向けだと思います。予習は特に必要ありませんが、毎回の授業は前回までの積み重ねを前提に進めます。したがって、授業内容の継続的な復習は必ず行ってください(毎日少なくとも60分程度)。
・「正解か間違いか」ではなく、「文法は話し手/書き手の捉え方を表す」という基本方針のもと、「こう書いたらどう感じられるか」「別の表現の仕方はないか」といったことを受講者同士議論する時間をとります。この議論が「ご自身を英語になじませていく」ために非常に重要となります。