科目名 | |||
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英語(ライティング)1 | |||
担当教員名 | |||
上野 大樹 | |||
科目設置 | 総合教育科目 | 授業形態 | 夜間スクーリング |
科目種別・類 | 外国語科目/英語 | 単位 | 1 |
キャンパス | 三田 | 共通開講学部 | - |
設置年度 | 2024 | 授業コード | 22420 |
アカデミック・ライティングの基礎力を身につけるために必要不可欠な、「明快な構造を持った文」を作文する力を養成することが本授業の目的です。文単位でのclarityを高める作文練習を積み重ねたうえで、個々の文と文を適切に連接させて「明快な構造を持った文章」へと発展させる力を涵養することも、副次的な目的となります。
本授業でフォーカスするのは、単に文法的に正しい英文を書くことではなく、むしろ文法的には正しいが明快ではない=読者に伝わりにくい文(章)を、(文法的に正しいだけでなく)読者が一読して意味をくみ取ることのできる明快な文(章)へと転換させるための技法を習得することです。どのような文が分かりにくいのか、その特徴を分析していくことで、反対に明晰で相手に伝わる文が備えている特徴的な構造が見えてきます。実践的には、名詞化された構文を平易な文へと「解きほぐす」という書き換え練習を反復することにより、明快な文とそうでない文との構造上の違いを実際に会得していくことが重要です。
教科書を使用します。指定の範囲を事前に読んでくることが求められます。
第1回講義内容
イントロダクション:「手持ちの札」である高校英文法の知識を作文の実践に「使える」技能へと転換することの重要性について解説します。英語という言語の構造的な特徴を日本語との比較で説明します。
第2回講義内容
Actions(教科書第3課)(1)
(英語の言語的特徴についての解説を踏まえた上で、order(語順=秩序)の重要性にフォーカスした作文練習をウォーミングアップとして行います。)
第3回講義内容
Actions(教科書第3課)(2)
第4回講義内容
Actions(教科書第3課)(3)
第5回講義内容
Actions(教科書第3課)(4)
第6回講義内容
Characters(教科書第4課)(1)
第7回講義内容
Characters(教科書第4課)(2)
第8回講義内容
Cohesion and Coherence(教科書第5課)(1)
第9回講義内容
Cohesion and Coherence(教科書第5課)(2)
第10回講義内容
Cohesion and Coherence(教科書第5課)(3)
第11回講義内容
Emphasis(教科書第6課)
※ それまでの進捗に応じて変更の可能性あり。
第12回講義内容
Motivation(教科書第7課)
※ それまでの進捗に応じて変更の可能性あり。
その他の学習内容
・課題・レポート
対面の期末テストによって主に評価する。
Style: Lessons in Clarity and Grace (Twelfth Edition)/Joseph Williams and Joseph Bizup Peason 2016
※ 教科書の3課~5課については、11版のデータを共有する。そのため教科書を購入しなくても授業内容の理解に大きな支障はない。ただし、これ以外の箇所は共有しないため、より深く体系的に学ぶ意欲のある受講者には、同書(最新版は12版)を何らかの形で入手することを推奨する。
プリントを適宜配布する
授業後にスライド資料をデータで共有します。
教科書の指定箇所を事前に読んでくることが必須です。ライティングの授業のため、実際に練習問題を解いたうえで、さらにその成果を血肉化させるための(単語帳などを作成しての)反復的な復習が重要です。地道な作業という部分もあるため、忍耐強く取り組んでください。毎週の予習と復習に、最低90~120分の時間を確保することが必要となります。