慶應義塾大学通信教育部シラバス

科目名
論理学(専門)
担当教員名
田中 大海/天本 貴之
科目設置 文学部専門教育科目 授業形態 秋期週末スクーリング
科目種別・類 第1類 単位 2
キャンパス 三田 共通開講学部 -
設置年度 2024 授業コード 52407

授業科目の内容

論理学は論理的に正しい推論(妥当である推論)とはどのようなものか、その基準は何かといったことに関心をもちます。本科目では現代論理学の基礎である一階述語論理の視点から正しい推論の基準について探求します。

具体的にはまず、日本語で書かれた文を述語論理の文へ翻訳する方法を学びます。次に、推論の妥当性を判定する二つの方法として、述語論理の証明論(自然演繹)とモデル論的意味論を学びます。到達目標は、自然言語の表現を述語論理(の言語)へと適切に翻訳できること、そして述語論理で表現できる推論が妥当であるかどうかを、主に証明論の方法を用いて判定できるようになることです。

余裕があれば現代論理学の発展や、それにともなう言語学や哲学への影響といった内容についてもふれる予定です。


第1回講義内容
命題論理の復習(1):論理と推論

第2回講義内容
命題論理の復習(2):真理値分析の方法

第3回講義内容
日本語文の形式化(1):命題論理では上手く扱えない推論

第4回講義内容
日本語文の形式化(2):述語論理の言語(量化子、述語、項,論理式)

第5回講義内容
述語論理の自然演繹(1):条件法と否定

第6回講義内容
述語論理の自然演繹(2):連言と全称量化子

第7回講義内容
述語論理の自然演繹(3):選言と存在量化子

第8回講義内容
述語論理の自然演繹(4):背理法

第9回講義内容
述語論理の意味論(1): 論理式の解釈とモデル

第10回講義内容
述語論理の意味論(2):充足可能性と反例モデル

第11回講義内容
現代論理学の広がり

第12回講義内容
総括・試験

その他の学習内容
  ・課題・レポート

成績評価方法

最終回の試験によって評価します。

テキスト(教科書)※教科書は変更となる可能性がございます。

プリントを適宜配布する

参考文献

プリントを適宜配布する

受講上の要望、または受講上の前提条件

命題論理の学習をすでに終えていると望ましいですが、受講のための必須条件ではありません。