授業科目の内容

本授業では、社会心理学の基礎的知識を学ぶとともに、それを高齢社会の社会問題の解明に応用することを目指します。社会心理学とは、「心と社会との関係」を扱う学問です。研究対象は、個人、対人関係、集団・組織、社会全体と幅広く、様々な学問領域との相互連携が展開されております。そのため、高齢社会が抱える諸問題(高齢者への偏見、世代間ギャップ、高齢者介護など)の解決に向けて、社会心理学の知識が活用されることが大いに期待されます。

第1回講義内容
社会心理学とは( 1 ):社会心理学の歴史・概念

第2回講義内容
社会心理学とは( 2 ):社会心理学の研究方法

第3回講義内容
自己認知:自分を知る

第4回講義内容
対人認知( 1 ):人は人をどう見るのか

第5回講義内容
対人認知( 2 ):ステレオタイプについて

第6回講義内容
社会的影響( 1 ):社会的促進と社会的手抜き

第7回講義内容
社会的影響( 2 ):同調行動について

第8回講義内容
攻撃と援助

第9回講義内容
態度変容( 1 ):態度とは

第10回講義内容
態度変容( 2 ):さまざまな説得方法

第11回講義内容
社会心理学のこれから

第12回講義内容
総括

その他の学習内容
　　・授業後のリアクションペーパー、コメント等

成績評価方法

最終日の試験、出席状況、受講態度により評価します。

テキスト（教科書）※教科書は変更となる可能性がございます。

よくわかる社会心理学/山田一成他 ミネルヴァ書房 2007年

プリントを適宜配布する

参考文献

社会心理学キーワード/山岸俊男 有斐閣 2001
コミュニティの社会心理学/加藤潤三他 ナカニシヤ出版 2013

プリントを適宜配布する

受講上の要望、または受講上の前提条件

受講前に専門的知識は必要ありませんが、社会心理学に関連する書籍を読み、講義内容を各自深めてください。