科目名 | |||
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心理学特殊 | |||
担当教員名 | |||
大森 貴秀 | |||
科目設置 | 文学部専門教育科目 | 授業形態 | 夏期スクーリング |
科目種別・類 | 第1類 | 単位 | 2 |
キャンパス | 日吉 | 共通開講学部 | 経済学部「心理学特殊」として開講 |
設置年度 | 2024 | 授業コード | 52423 |
本講義では、発達心理学について、乳児期の発達を中心に概説します。この時期の心理的な発達に関しては、知覚・認知・社会性など様々な側面での知見が集められています。そこで用いられている研究方法には、言語の未発達な乳児の心理にアプローチするために、実験デザイン・測定指標などにおいて独特の工夫がなされてきました。そうした発達研究の方法論と、そこから描き出されてきた人生初期の発達の様子とを、できるだけ個々の実験研究を紹介ながら解説します。それによって、子どもの心理・行動を実証的・科学的に扱い、理解していく姿勢を身につけてもらうことを目指します。
指定のテキストを用いますが、実際の講義は独自のスライドを用いますので、事前学習用の教材と考えて一読しておくことを勧めます。
なお、この授業は過去に大森が担当した「心理学特殊」「心理学(専門)」と内容が重複しますので、履修に当たっては注意してください。
第1回講義内容
イントロダクション
第2回講義内容
Piagetの発達理論と乳児期
第3回講義内容
胎児期の発達
第4回講義内容
新生児期と知覚の発達
第5回講義内容
身体運動の発達
第6回講義内容
認知の発達1
第7回講義内容
認知の発達2
第8回講義内容
社会性の発達
第9回講義内容
情緒、自己の発達
第10回講義内容
乳児期の検査
第11回講義内容
脳生理指標からの乳児研究
第12回講義内容
総括
その他の学習内容
・小テスト
・教科書の関係する部分を各自で読み、授業での学習内容を補強してください。
最終日でのテストの成績によります。
図で理解する発達 新しい発達心理学への招待/川島一夫・渡辺弥生 福村出版 2010
プリントを適宜配布する
受講に際して特定の前提知識はもとめませんが、概論的な科目・書籍などを通して心理学一般の方法論・基礎知識を習得していると、講義内容の理解が容易になると思います。