科目名 | |||
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教育心理学概論 | |||
担当教員名 | |||
川本 哲也 | |||
科目設置 | 文学部専門教育科目 | 授業形態 | 夏期スクーリング |
科目種別・類 | 第1類 | 単位 | 2 |
キャンパス | 三田 | 共通開講学部 | - |
設置年度 | 2024 | 授業コード | 52425 |
教育心理学の内容を大別すると,発達,教授・学習,測定・評価,社会,適応の5つに分けられるだろう。本授業ではこれらの内容に関し,基礎となる理論を学んだ上で,現在の教育現場における問題を考察する。具体的には,記憶や学習の理論,動機づけ,学習と教科指導法,教育評価,乳幼児期から青年期における認知的・非認知的スキルの発達,対人関係と学級集団,発達と適応の障碍などについて取り上げる予定である。本授業での目標は,教育心理学における基礎的知識の習得と,学んだ知識を用いて現代の教育問題について深く考察する科学的思考力を身につけることにある。単に知識をおぼえることにとどまらない,積極的な取り組みを期待する。
第1回講義内容
教育心理学とは
発達(1)認知発達
第2回講義内容
発達(2)情動発達
第3回講義内容
発達(3)社会化と自己の発達
第4回講義内容
教授・学習(1)学習,記憶,メタ認知
第5回講義内容
教授・学習(2)動機づけ
第6回講義内容
教授・学習(3)学習指導
第7回講義内容
測定・評価(1)教育評価
第8回講義内容
社会(1)学級集団
第9回講義内容
社会(2)授業実践
第10回講義内容
適応(1)子どもの情緒・適応の理解と心理的支援
第11回講義内容
適応(2)発達障碍への理解と教育的支援
第12回講義内容
総括
その他の学習内容
・課題・レポート
平常点 [出席状況と課題・レポート等](30%)と最終試験(70%)により評価する
エピソードに学ぶ 教育心理学/中谷素之・中山留美子・町 岳 有斐閣 2022
プリントを適宜配布する
授業内で用いるスライド資料や補助資料を,プリントの形で配布する。
授業内に,各回の内容に関わる書籍や論文等を紹介・提示する。
・対面での授業が基本となるが,社会状況等に鑑み,急遽,Zoomなどを利用したリアルタイム型のオンライン授業を用いなければならなくなる可能性もある。
・スライド資料は授業時に配布するが,モノクロ資料であるため,カラーの資料を希望する者はBoxにアップする資料を自身で印刷して利用すること。
・各回の授業終了時に提出を求めるリアクションペーパーについては,良く書けているもの数名分を次回授業時の冒頭にて取り上げ,内容の共有を行う。