慶應義塾大学通信教育部シラバス

科目名
国際政治論
担当教員名
金森 俊樹
科目設置 法学部専門教育科目 授業形態 夜間スクーリング
科目種別・類 甲類・乙類 単位 2
キャンパス 三田 共通開講学部 文学部「社会学特殊」として開講、経済学部「国際政治論」として開講
設置年度 2024 授業コード 72430

授業科目の内容

本「国際政治論」の講義は、現代の国際政治学の各分野・課題から主に基礎的な内容を網羅的に行っていく概論的な講義である。

講義形態としては、基本的に教科書に沿った順序で対面による講義を主として進めるが、その方法は可能な限り柔軟に行いたい。例えば、直近の国際政治に関係する出来事についての考察や検討を行って行きたい。
また、受講生からの講義に対する希望も、アンケートなどを通じてくみ取り、双方向性を維持しつつ、可能な限り講義に取り込んで行く予定である。

この半期の「国際政治論」の講義の受講が、受講後も「一生もの」となるように教員は努力するつもりである。
ぜひ、本「国際政治論」を受講して、共に国際政治についての造詣を深めて行きたい!

なお、講義担当者は、実務経験として、旧(社)ソ連東欧貿易会・ソ連・東欧経済研究所にてアルバニアを中心とした東欧における体制転換についての、研究上、必要な補助を行っていた為、旧東欧諸国地域(とくに現在のアルバニア共和国、コソヴォ共和国、北マケドニア共和国)の事例について具体的かつ実践的な内容について講義の中で事例研究として触れることが多くなる。

第1回講義内容
ガイダンスならびに講義内容の概説

第2回講義内容
1.国際政治の構図 2.国際政治の歩み①「帝国主義」の時代

第3回講義内容
3.国際政治の歩み②冷戦と脱植民地化 4.国際政治の歩み③冷戦後の変容

第4回講義内容
5.相互依存とグローバル化

第5回講義内容
6.国際レジームと国際規範 7.外交の変容

第6回講義内容
8.国際協調の行方

第7回講義内容
9.軍備と安全保障 10.新しい安全保障問題

第8回講義内容
11.通商と国際金融の問題 12.国際人口移動をめぐる諸問題

第9回講義内容
13.環境とエネルギーの国際政治 14.宗教と国際政治

第10回講義内容
15.現代の国際政治をいかに捉えるか

第11回講義内容
16.講義内容のまとめ

第12回講義内容
17.試験あるいはレポートによる総括

その他の学習内容
  ・課題・レポート

成績評価方法

絶対評価で行う。しかし、総括の課題が未提出の場合はD評価とする。

テキスト(教科書)※教科書は変更となる可能性がございます。

『現代の国際政治』/白鳥・高橋編著 放送大学教育振興会 2022年

プリントを適宜配布する

参考文献

プリントを適宜配布する

受講上の要望、または受講上の前提条件

特になし。
しかし、普段から国際関係のニュース等のメディア報道やドキュメンタリーなどに敏感にアンテナを張っていて欲しい。

講師の実務経験※実務家としての経験があり、その知見が授業に反映されている場合に、「あり」と表示されます

あり