慶應義塾大学通信教育部シラバス

科目名
教育方法論Ⅱ(ICTの活用)
担当教員名
鈴木 秀樹
科目設置 教職科目 授業形態 夏期スクーリング
科目種別・類 単位 1
キャンパス 日吉 共通開講学部 -
設置年度 2024 授業コード 82417

授業科目の内容

授業の到達目標及びテーマ
GIGAスクール構想以後、教育現場でのICT活用が急速に進展していることを鑑み、教育におけるICT活用の理論と実際を概観すると共に、教師として身につけねばならない最低限のスキルを身につける。
授業の概要
一人一台環境が授業設計に与えた影響と、実際の授業に起こっている変化を概観することを通して、ICTを適切に活用した授業を設計し、行うことができるスキルの基礎を身につける。可能な限り、学校現場で使われているアプリケーションを実際に用いて授業を進め、学習者として、また授業者としてどのようにICT活用を進めていくことが肝要かを学ぶ。
担当者は、現職の小学校教諭であり、学校教育現場でのICT活用に長く携わってきた。また、ここ数年は東京学芸大学3年次の教育実習を担当すると共に教職課程で初等国語科教育法を担当してきた。その経験をふまえ、現場でICTを活用する上での最低限のスキル育成にあたりたい。

第1回講義内容
現代社会におけるICTの役割と教育におけるICT活用の歴史

第2回講義内容
ICTによる授業改善(個別最適な学びと協働的な学びの実現等)

第3回講義内容
各教科等におけるICT活用

第4回講義内容
ICT×インクルーシブ教育(特別支援教育とICT)

第5回講義内容
情報活用能力の育成(情報モラルを含む) 遠隔・オンライン教育の意義と実際

第6回講義内容
まとめ:現代の教師に求められるICT活用指導力

その他の学習内容
  ・授業後にふり返りフォームへの回答を求めます。

成績評価方法

ふり返りフォームの内容、授業への参加態度によって評価します。

テキスト(教科書)※教科書は変更となる可能性がございます。

ICT×インクルーシブ教育 誰一人取り残さない学びへの挑戦(第一版)/鈴木秀樹 明治図書 2022

※授業内でQRコードを表示し、資料を共有することがある。

参考文献

ICT活用の理論と実践: DX時代の教師をめざして/稲垣忠他 北大路書房 2021
Face to Faceの教育から、学びのSide by Sideへ Microsoft 365 Educationを活用した小学校の学級づくり・授業づくり/中川一史・鈴木秀樹 明治図書 2022

受講上の要望、または受講上の前提条件

ICTをテーマとした科目なので、受講者にも実際に教育現場で使うシステムの利用を体験してもらいったり、適宜資料やリンクを共有したりしたいので、可能な限り、PCを持参してもらいたい。

講師の実務経験※実務家としての経験があり、その知見が授業に反映されている場合に、「あり」と表示されます

あり