科目名 | |||
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英語科教育法 | |||
担当教員名 | |||
渋谷 和郎 | |||
科目設置 | 教職科目 | 授業形態 | 夏期スクーリング |
科目種別・類 | 単位 | 3 | |
キャンパス | 日吉 | 共通開講学部 | - |
設置年度 | 2024 | 授業コード | 82406 |
〔到達目標と学習テーマ〕
将来、英語教育に携わろうと思うものを対象に、中学校及び高等学校における外国語(英語)の学習・指導・評価に関する知識と実際的な授業指導の基礎を身に付けることを学習目標とする。大枠としては、受講者が、カリキュラム・シラバスに関するもの、生徒の資質・能力を高める指導に関するもの、授業づくりに関するもの、学習評価に関するもの、及び第二言語習得に関するものを学習し、理解し、そして実際の授業指導に生かすことができるような力を模擬授業を通じて養うことが本授業の到達目標である。
〔学習項目〕
内容的には、英語科教育法の理論的側面(目的論、カリキュラム論、教材論、学習者論、教授法論、評価方法論など)や、英語科教育法の実践的側面(教育実習への準備を目的として、学習指導案の書き方、4技能(スピーキング、リスニング、リーディング、ライティング)・文法・語彙・実践的コミュニケーション能力の指導法、ICTの活用、模擬授業・授業分析など)を扱う。
〔授業予定〕
・前半は、講義を通して英語科教育法の理論的側面を、後半は、模擬授業をすることによって実践的な側面を学ぶ。
・授業では、講義の他に、参加者主体のディスカッション・アクティビティー(エッセイライティングを含む)・プレゼンテーションなども行う。
・模擬授業は各自最低1回は担当する。なお、それぞれの模擬授業の後に、10分のフィードバック・セッションを行い、主観的・客観的に授業を振り返る。模擬授業では、参加者は自ら模擬授業を実践するだけでなく、他の人の授業評価も行う。
・なお、全員に模擬授業を担当してもらう関係から、履修人数によってシラバスが変更される。シラバスの変更点は初回授業時に周知する。
第1回講義内容
Introduction・目的論
第2回講義内容
学習指導要領(1)
第3回講義内容
学習指導要領(2)
第4回講義内容
学習者論
第5回講義内容
方法論(1)
第6回講義内容
方法論(2)
第7回講義内容
教材論
第8回講義内容
評価論
第9回講義内容
模擬授業準備・ICTとeラーニング・教材研究
第10回講義内容
模擬授業(1)-中学校1・2年生を対象として
第11回講義内容
模擬授業(2)ー中学校3年生を対象として
第12回講義内容
模擬授業の振り返り
第13回講義内容
4技能の指導(1):リスニング・スピーキング
第14回講義内容
4技能の指導(2):リーディング・ライティング
第15回講義内容
統合的技能の活動
第16回講義内容
模擬授業(3)ー高等学校1・2年生を対象として
第17回講義内容
模擬授業(4)ー高等学校3年生を対象として
第18回講義内容
総括・試験
その他の学習内容
・課題・レポート
・講義日程に従い、指定テキストの関連項目を事前に熟読した上で出席すること。
(1)出席15% (2)授業内活動30% (3)模擬授業(教案作成も含む)30% (4)試験25%
新学習指導要領にもとづく英語科教育法〔第3版〕/望月昭彦編、久保田章・盤崎弘貞・卯城祐司著 大修館書店 2018
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文部科学省(2017).『小学校学習指導要領』
文部科学省(2017).『中学校学習指導要領』
文部科学省(2009).『高等学校学習指導要領』
文部科学省 (2018) .『高等学校学習指導要領』
*その他、必要に応じて、授業の中で関連する参考文献を紹介する。
模擬授業では、検定教科書を用いて授業をして頂きます。各自、事前にテキスト(検定教科書)を準備して下さい。高等学校の場合は、「English Communication I」をご準備ください。(出版社の指定はありません)。検定教科書は大学を通して購入することができません。最寄り書店経由での取り寄せ等により購入してください。一般的に、書店経由での取り寄せには10日程度かかりますので、余裕をもって入手してください。