科目名 | |||
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英語科教育法Ⅱ | |||
担当教員名 | |||
渋谷 和郎 | |||
科目設置 | 教職科目 | 授業形態 | 夏期スクーリング |
科目種別・類 | 単位 | 2 | |
キャンパス | 日吉 | 共通開講学部 | - |
設置年度 | 2024 | 授業コード | 82413 |
〔授業の到達目標及びテーマ〕
将来、英語教育に携わろうと思うものを対象に、中学校及び高等学校における外国語(英語)の学習・指導に関する知識と授業指導の基礎を身に付けさせることを授業目標とする。大枠としては、受講者が、カリキュラム・シラバスに関するもの、生徒の資質・能力を高める指導に関するもの、授業づくりに関するものを学習し、理解し、そして実際の授業指導に生かすことができるような力を養うことが本授業の到達目標である。
〔授業の概要〕
内容的には、英語科教育法の理論的側面(目的論、カリキュラム論、教材論、学習者論、教授法論、評価方法論など)に基盤を置いたうえで、本授業においては、特に、英語科教育法の実践的側面(教育実習への準備を目的として、学生による模擬授業も含めて、学習指導案の書き方、4技能(スピーキング、リスニング、リーディング、ライティング)・文法、語彙、実践的コミュニケーション能力の指導法、ICTの活用)について学び、理解し、実践する。これらの内容を学習する過程において、授業は教員の講義にとどまることなく、授業観察、授業体験、模擬授業などを盛り込んで行う。
〔授業計画〕 ※[ ]は教科書該当箇所
第1回講義内容
英語教育の目的[第1・2・3章]
学習到達目標に基づく授業の組み立て方及び学習指導案の作成[第13章]
第2回講義内容
リスニング指導[第7章]
第3回講義内容
スピーキング指導[第8章]
第4回講義内容
リーディング指導[第9章]
第5回講義内容
ライティング指導[第10章]
第6回講義内容
4技能を統合した言語指導、教材及びICTを活用した指導[第11・12章]
第7回講義内容
音声、文字、語彙・表現及び文法指導、学習者の特性や習熟度に応じた指導[第3・11章]
第8回講義内容
異文化理解に関する指導、ティーム・ティーチング及び英語でのインタラクション[第4章]
第9回講義内容
模擬授業(1)―中学生を対象として―[第15・16章]
第10回講義内容
模擬授業(2)―中学生・高校生を対象として―[第15・16章]
第11回講義内容
模擬授業(3)―高校生を対象として―[第15・16章]
第12回講義内容
総括・試験
その他の学習内容
・課題・レポート
・講義日程に従い、指定テキストの関連項目を事前に熟読した上で出席すること。
出席、授業内活動、模擬授業及び筆記試験をもとに総合的に評価します。
(1)出席15% (2)授業内活動30% (3)模擬授業(教案作成も含む)30% (4)試験25%
基礎から学ぶ英語科教育法/岡田圭子他(編著) 松柏社、市販書採用科目「英語科教育法Ⅰ」指定テキスト 2015
プリントを適宜配布する
講義資料として、プリントを適宜配布いたします。
・望月昭彦(編著)『新学習指導要領にもとづく英語科教育法』(大修館書店、2010年)
・馬場今日子・新多了『はじめての第二言語習得論講義』(大修館書店、2016年)
・バトラー後藤裕子『日本の小学校英語を考える』(三省堂、2005年)
・パッツィ・M.ライトバウン、ニーナ・スパダ『言語はどのように学ばれるか』(岩波書店、2014年)
・文部科学省『小学校学習指導要領』(2017年)
・文部科学省『中学校学習指導要領』(2017年)
・文部科学省『高等学校学習指導要領』(2009年)
・文部科学省『高等学校学習指導要領』(2018年)
*その他、必要に応じて、授業の中で関連する参考文献を紹介する。
・ 予習として、各日の学習するテキストの該当箇所を事前に読んでおいてください。また、授業の中で補足資料や文献を紹介しますので、こちらの指示に従って予習をして下さい。(約60~90分)
・ 模擬授業では、検定教科書を用いて授業をして頂きます。各自、事前にテキスト(検定教科書)を準備して下さい。高等学校の場合は、「English Communication I」をご準備ください。(出版社の指定はありません)。検定教科書は大学を通して購入することができません。最寄り書店経由での取り寄せ等により購入してください。一般的に、書店経由での取り寄せには10日程度かかりますので、余裕をもって入手してください。