科目名 | |||
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スポーツセミナー 水泳 | |||
担当教員名 | |||
鳥海 崇 | |||
科目設置 | 総合教育科目 | 授業形態 | 体育 |
科目種別・類 | 体育スクーリング/スポーツセミナー | 単位 | 2 |
キャンパス | 日吉 | 共通開講学部 | - |
設置年度 | 2024 | 授業コード | 42403 |
慶應義塾には『塾生皆泳』という言葉があり、「泳ぐ技能を身につけることが、人として備えるべき重要な素養のひとつである」という水泳教育の理念がある。塾生は水泳技術を身につけ、泳げないことが理由で命を落としたり、溺れている人を救えないことがないように、というのがその教えである。
本授業では全く泳げない者から全国大会経験者まで幅広い対象に対して、この『塾生皆泳』を実践すべく、従来の競泳だけでなく様々な水泳種目(水球、飛込など)や水中での運動プログラムを実施する。履修者にはこれらの体験を通じて慶應義塾の水泳教育で実践していた『塾生皆泳』の文化を体感してもらうことを目的とする。
また,通信教育課程の履修生には「心拍数と運動強度の関係」をテーマに授業を展開する。これは現状の年齢や体力レベルを考慮した上で、無理のない範囲で目標とする体型に近づけるようにするための実践プログラムである。授業が終了した後でも自宅等で継続してもらうことにより、体型が変化する様子を実感できるかもしれない。
最後に担当者は日本代表を含むコーチングの実務経験者であり、慶應義塾体育会の副理事でもある。六大学野球やラグビーの早慶戦などはNHKでも放送されているが、それ以外にも40以上の競技で早慶戦が実施されている。これらを概観し、コーチング学の観点から議論することで、慶應義塾におけるスポーツ文化についても学習する。例年履修者間の交流は活発で、授業終了後にも野球観戦や水泳練習会などで交流が続いているようである。
なお、授業内容の順番は入れ替えることがある。
第1回講義内容
プールの案内(日本の大学では珍しい規模である50m×25mのプールと東京オリンピックで金メダリストが使った飛込台(サイン付き)などを紹介します)
第2回講義内容
心拍数と運動強度の関係、自覚的運動強度について知る
第3回講義内容
心拍数と運動強度の関係(低強度の運動の実践)
第4回講義内容
心拍数と運動強度の関係(中強度の運動の実践)
第5回講義内容
心拍数と運動強度の関係(高強度の運動について知る)
第6回講義内容
慶應義塾とスポーツ
①現在の野球早慶戦では常に慶應義塾が三塁側となっている理由(1933年リンゴ事件)
②慶應義塾が所有するオリンピック金メダル(1932年ロサンゼルス五輪)、早稲田と分かち合った友情のメダル(1936年ベルリン五輪)について
③塾体育会の現状について(体育会の3つの宝、オリンピック出場選手、今後活躍が見込まれる学生)
その他の学習内容
・課題・レポート
・小テスト
水泳経験の有無は問いません(そのため、泳力と評価は直接関連はしません)。
成績評価は授業期間中に提示する慶應義塾や義塾のスポーツに対する理解や水泳実施中の参加姿勢によって判断します。
だれでもどこでも泳げるようになる! 水泳大全 /鈴木大地 TOYOKAN BOOKS 2018
慶應義塾の歴史と伝統についても学べる体験型授業を展開します。入学初年度の方には良い学びとなるかもしれません。
水泳授業を履修した仲間は泳ぐ縁ということで「泳縁」です。繋がりを大切にできる授業運営を心がけます。泳力は必要ありませんが、積極的な授業参加を期待します。周囲の履修生に影響を及ぼす授業態度の場合、安全管理の都合上、プールから退場してもらうことがあります。
30名
日吉キャンパス協生館地下体育施設プール
水着、スイムキャップ、ゴーグル、タオル
あり