科目名 | |||
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統計学 | |||
担当教員名 | |||
秋山 裕 | |||
科目設置 | 総合教育科目 | 授業形態 | 秋期メディア授業 |
科目種別・類 | 3分野科目/自然科学分野 | 単位 | 2 |
キャンパス | - | 共通開講学部 | - |
設置年度 | 2024 | 授業コード | M2405 |
本講義は統計学についての入門的講義であり、統計学の基本であるデータの記述、確率分布、推定と検定、回帰分析を扱います。講義では、統計学の基本となる個々の事項を取り上げますが、統計学の考え方の鳥瞰図を理解できるように、個々の事項の関連や、その組み合わせを明確にすることを重視しています。それを反映して、科目試験は、分析方法の考え方および分析結果の解釈に重点を置き、計算問題の出題は行わず、すべて記述(概念図の作図を含む)する形式とします。
そして、本講義は、E-スクーリングの特性を生かして、個々の事項に関するエクセルを用いての分析にも対応できるようにすることを意図しています。そのため、講義ではエクセルによる統計分析について、実際の操作過程を示しながら、解説を行っています。また、それを生かすために、課題(レポート)は、講義内で解説するエクセルでの計算・作図について、現実のデータを用いて、受講者自らがエクセルでの分析を行なう形式とします。
しかしながら、統計分析の手法を用いた計算や作図は、統計分析の一部分にすぎません。統計学をより深く理解するにあたって、計算結果や作図の結果について検討する能力を高めることが非常に重要です。それを実践するため、小テストは、各自が課題(レポート)で行った計算結果や作図の結果について考察する形式とします。
講義担当者は、法令違反事案が調査される際に、管轄官庁からの依頼により、調査資料を統計学の観点から鑑定した経験があり、本講義はその基礎にあたります。
第1回講義内容
データを記述する数値的尺度
第2回講義内容
データを記述する数値的尺度・図
第3回講義内容
度数分布表からの数値的尺度
第4回講義内容
確率・確率分布
第5回講義内容
二項分布
第6回講義内容
正規分布
第7回講義内容
中心極限定理
第8回講義内容
信頼区間の推定
第9回講義内容
仮説検定
第10回講義内容
相関分析
第11回講義内容
回帰分析・最小二乗法
第12回講義内容
回帰分析・推定と検定
単位取得にあたっては、以下すべてが必須となります。
・科目試験の結果による評価
・課題(レポート)による評価(2回の提出が必須)
・小テストによる評価(2回の提出が必須)
・授業の視聴状況(すべての視聴が必須)
必要に応じて、その都度教材をK-LMS内の授業ページに掲載します。
統計学/秋山裕 通信テキスト 2022
・講義ごとの教材をK-LMSに掲載しますので、必要に応じて予習・復習に役立ててください。また、各講義の教材の最終ページに、参考文献における該当箇所が示されていますので、必要に応じて予習・復習に役立ててください。
・講義は、復習型の構成になっていますが、予習しておくとよりわかりやすくなります。
・各講義を受ける前に、教材の専門用語や分析方法を確認し、疑問点をチェックしておいてください。(約20分)
・各講義を受けた後、教材のエクセルファイルを参考にしながら、講義で学んだ分析方法をエクセル上で実践してください(約40分)
・講義では、Windows版のマイクロソフト社のPC用インストール版のエクセルが用いられます(Web版やタブレット版では使えない機能も用いられます。)Mac版の場合もPC用インストール版であれば、若干の操作上の違いがありますが、機能面では同じですので問題ありません。細部で異なる点は教材の中で示されます。世の中にはエクセルとの互換性があるといわれる表計算アプリケーションがありますが、それらのいわゆる互換アプリケーションによる課題の提出は認められませんし、それらの互換アプリケーションに関する質問にお答えすることはありません。
・この科目を履修するにあたって事前に履修するべき科目はありません。
・本講義の課題(レポート)は、すべてエクセルで作図・計算を行っていただきます。エクセルの使い方が理解できていないとレポートを作成することができなくなります。したがって、課題(レポート)に、早くから計画的に取り組むことができる人のみが受講してください。エクセル以外の表計算アプリケーション(エクセルの互換アプリケーションを含む)を用いた提出は採点の対象とはなりません。
・課題(レポート)提出:2回実施。K-LMSにて、10月下旬と11月上旬に課題と締切日をお知らせします。
・小テスト:課題(レポート)に連動した形で2回実施。K-LMSにて、10月下旬と11月上旬に課題と締切日をお知らせします。
2023年度収録
あり